発達障害・パニック障害・双極性障害を患う労働者が語るカレーなる生活～人生三歩進んで二歩下がるの巻～

心を奮い立たせろ

　以前に何もしたくない、そんな気持ちを書かせて頂きましたが、今度はそれとはちょっと違う内容を書かせて頂きます。

　今回については何もしたくない……じゃなくて、何も出来ない。やりたい事は山ほどある。やらなくてはいけない事もいっぱいある。それなのに、何も出来ない。そんな瞬間は皆さんは持ち合わせていますでしょうか。

　これについてはやり方が分からないとか、やる気が立たないとかそんな問題では無くて、心の奥底の問題になります。こうなると本当に動けなくなります。立つまでに数分を掛けないと立てない。動こうとしても、足が動こうとせず、前に進めない。這いつくばってじゃないと、前進が出来ない。こんな期間が度々やって来るのです。

　お腹が空いた。でも、食べる気にならない。ゲームでもやりたいな。でも、何も面白く感じない。漫画でも読もう。けど、手にするまでが億劫だ。動画でも見て心を癒そう。何が面白いのかさっぱりだ。何をするにしても、心が何も奮えない。ただただ時間だけが過ぎていくだけの、とにかく無駄な行動となってしまうのです。

　こんな事を繰り返していく内に、何かをしなければという気持ちになるけど、何も出来ずに終わってしまう。そんな自分が嫌になって更にふさぎ込んでしまう。それでも何とかやる気を出して動こうとしても、変な方向へ衝動は走ってしまう。

　いわゆる躁状態とでもいうべきか、必要の無い散財をしてしまったり、ちょっとした事で感情が大きく揺れ動き、怒りやすくなってしまう。とにかくやりたい事に手を出しまくったり、無駄にエネルギッシュに行動してしまうのもそうであると思います。

　私は以前に極まり過ぎた結果、急に東尋坊に行きたいという気になり、日帰りでの旅行を計画し、当日はあまり天候は良くないにも関わらず、冬場に半袖で東尋坊に向かい、しっかりと観光して帰ってきたというエピソードがあります。

　ちなみに当時、東尋坊を観光していたらめちゃくちゃ人に話し掛けられた記憶があります。売店のおばちゃんやら、引率で来ていた学校の先生やら、とにかく話し掛けられました。

　当時は３月ぐらいだったのでまだ寒いぐらいの環境で、それなのに半袖やら軽装でやって来たどう見ても地元の人じゃない不審者だったから、話し掛けられまくったのかな？　それでもまぁ、私の中では色々あって楽しかった記憶にはなっています。

　さて、そんな私的なエピソードは置いといて、私はとにかく何かをやらなくてはという焦燥感と、何も出来ないという億劫な感じを交互に繰り返していますが、それでも何とか頑張って生きていけてます。

　何も出来ない時の秘訣として、私が勧めるのはとにかく一つ一つの行動にこれをやるんだという意思を奮い立たせて行動をする事。当たり前かもしれませんけど、これがとにかく大きいと思います。

　起き上がる時は強く起きるんだという気持ちで立ち上がり、洗濯物を洗う時はとにかく洗うんだと強く思って行動をする。今もこれを書くにもとにかく書くんだという気持ちを奮い立たせて書き上げています。

　皆さんも同じ様な気持ちに陥った時、ぜひとも参考にしてみてください。とにかく大事なのは心を奮い立たせる事。じゃないと、何も出来ない自分に絶望をして、死んだ方がマシかもとか変な事を考えてしまうので、その一歩前で踏み止まる様に何とか頑張りましょう。

　そう自分に言い聞かせつつ、今日も明日も生きる為に頑張ろうと思います。