　これはＡＤＨＤと関係があるかどうかは分からないけど、私はとにかく心配事が尽きない性分である。

　何事においても心配や不安が起こってしまい、活動に躊躇してしまう。例に挙げるとすれば、高いところに行こうとするとそこから落ちる自分の姿が浮かんでしまい、避ける様になる。

　だからこそ、私は初めて行った東京タワー見学（小学生の修学旅行）では、東京タワーが突如として倒壊するイメージを持ってしまい、移動は全て壁伝いで動いていた。

　旅行で行った鳴門海峡の渦潮見学では、見学施設の床が抜けて海に落ちるイメージを抱いてしまい、まともに見る事が出来なかった。

　普段の生活の中でも、車の運転中に対向車が突っ込んでくる可能性や、仕事中に強盗に襲われるなんて可能性を考えてしまい、本当に心配事が尽きなかったりする。

　だけど、こうした性分も割と役に立つ側面も持っている。基本的に心配事が尽きないからこそ、相手の一歩先を読んで行動が取れるというものである。

　飲食店において、提供忘れや渡し忘れのクレームは多かったりする。お客様の機嫌を損ねてしまい、それでクレームを貰う事がある。何なら、米の炊き忘れだとか調理器具の付け忘れだとかで運営に支障を起こす場合もある。

　そうした場合に私の性分ではもし渡し忘れやクレームが起きたらどうしようと考え、他の従業員に対して先回りが出来て対処が取れる。炊き忘れとかで営業開始に間に合わないかもしれないと考え、何度も確認をして不備が無い様に努める。

　こうしたやり取りを経て、私が勤務する日にはクレームや渡し忘れが少ないという実績がある。何事も考えようではあるけど、不安が尽きないが助かっている部分も少なからずある。

　……まぁ、心配や不安が尽きない事でまた別の障害を起こしていたりするけど、そこはまた別の場所で話させて頂きます。

　ちなみにこれを書いている今も現在進行形で不安に駆られている。この内容を見た身内の誰かに見バレをするなんて不安がね☆

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