第4話

「そもそも他の会社に行こうとは思わないの?」


「それがその度に情報をばらされて」


流石、元クラスメイトいくらやっていた事がやっていたこととはいえプライバシーがないな。


と言うか既にこのクラス、学校は世間で悪い意味で有名になってしまって居るし、


「はぁー、今はバイトしてるの?」


「してない。だから本当にお金が手に入らなくて」


「・・・とりあえず、俺のバイト先に雇って貰えるか頼んでみるよ」


「本当に??」


「ぁあ、」


________


最近、本当に俺も含めて虐めによる時間が多い、なんか前に俺と同じ名前で最近話題の高校生の人も虐められたことを取り上げられていたよな。


「・・・」


虐め流行ってるのかね。


「良いですか?」


「良いよ。優君の頼みですもんね」


店長は優しいから俺の頼みをきいてくれる。


「それにしても、優しいんだね。優君はやっぱり」


「・・・まぁ、虐めできた人は一切許してないですけどね」


________


その後夏は就職先(バイト)だけど、とりあえず見つかったお陰で何とかなりそうだ。


夏の家族が大変俺に感謝と謝罪をしていた。


お礼の物も頂いた。


________


バイト


事件はあっさり解決して、土下座して泣きつかれたのは何だったんだろうと思うほどだ。


夏「ねぇ、優。あれ、あれ」

 

「何??」


テレビには、春さんと俺の虐めに関する事が写っていた。


あー、今度は簡単に行かないかも知れない。


いや、違うな。そもそも何も関わらなければ良いんだ。


________


当然そうとはいかず


事務所の人がやって来た。春は来ていない。


話の内容は口封じではなく、俺がまたテレビに勝手に出されてしまったことの謝罪だった。


「それで、春さんに関しては俺もどうでも良いのですが、妹さん方は大丈夫でしょうか?」


「それが」



どうやら、姉妹揃って世間に晒されてしまったせいで、外に出歩くことすら出来ないようだ。


「我々もどうにかしたいのですが、あの学校の事件のこともあり、今の風潮では、収集が付きづらい状況になっています。」


はぁー、まじで本人何もしてないのに、勝手に俺の気持ちを代弁したつもりで色々言いやがって


「とりあえず、優さんは何も悪くないです。本当にこちらの事務所の人がご迷惑をお掛けしました」


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