第5話
春視点
また、ストーカーがいる。
もう怖くて外には出歩くことが出来ない。
「お姉ちゃん」
妹なんて、まだ小学生なのに・・・
「ごめんね。雪」
「お姉ちゃん・・・」
普段ならこう言う時はいつも、お姉ちゃんは悪くないよと言ってくれるが今回は私が悪かった。
全部私のせいだ。
カズが情報を流したのも、そもそも私がカズと一緒に虐めをしてしまったせいだ。
カズは退学になっているのに私はこうしてアイドルをこないだまで続けられることが出来たんだ。理不尽に思って当然だった。
________
妹さんは小学生かよ。・・・俺は悪くないけど、さらに罪悪感があるな。
姉「・・・優」
「何?」
「・・・私の子ども、もうすぐ生まれる見たい」
「そうなんだ」
・・・辛いな。素直にお祝いできる気分じゃない。
そのお父さんを俺は警察に追放した訳だし。
「優は何も悪くない。むしろ優のお陰でお母さんになる前に私はやっと冷静に慣れた」
「・・・」
「本当にもっと早くそうならないといけなかった。私は弟だからとあなたを家族に大切にしなかった。」
「・・・」
「もし、いつかこの子にも攻撃や暴言を吐く事が当たり前になっていたかも知れないと思うとゾッとしてくるの」
俺も今の聞いてぞっとしたよ。
「だからね。優のした行動は、自分だけじゃなくて、この子と私のことを守ってくれた。」
いや、正直とってつけた感ぱんない。
「あんなゴミみたい父親に、この子ことを任せなくて良かった」
いや、あなたもこないだまで同類ですよ。
「・・・」
まぁ、でもやっぱり姪っ子だし出来たら嬉しいよな。
「・・・そうだよ」
いや、でも今度こそ事件に巻き込まれるかも知れない。でもなぁ
________
晒しはますます炎上しており、もう春のアイドル復帰は難しいと言われるようになった。
仮に戻ったとして前のイメージ通りするのはもう無理だろう。
何より問題なのは、姉妹への攻撃が止まらないことだ。
雪ちゃんまで盗撮されて晒されてしまったらしい。
酷過ぎる。
____
そして、あることを提案なしに春の家の前に来た。
「ふぅー、」
よし、覚悟を決めよう。
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