第9話 この連載作品は未完結のまま約3ヶ月以上の間、更新されていません
この連載作品は未完結のまま約3ヶ月以上の間、更新されていません。
あの長くてダサいタイトル群の温床「小説家になろう」。
人を小馬鹿にした名称のプラットフォームにそんなメッセージが表示された、しかもねこ丸姫のタイトルの真上にだ。
憎々しい、余計なお世話だ。
カクヨムの方は相変わらずPVゼロだ。たしかに読まなくていいとは言ったけどな!
カドカワで「編集者」を自称する、インテリぶったクリエイティブ職気取りの単なる雑用サラリーマンどもに人糞でも投げつけてやりたいね。
なんて口汚いんだ、どうしてそんなに性格の悪いことを口にするのだ、事実だとしても。
誰も小馬鹿にしていないし人糞は投げるものじゃないだろう。
前の作品を書き上げた時は、しばらくは宇宙が晴れあがったような気分になれたのに、この小説を書き始めてからオレの精神状態は悪化した。
キラキラしたおとぎ話でも書けばいい気分になれるのか、そうも思えないけどな。
ここ最近で唯一良かったことは、スーパーで買った柿が美味しかったことだ。柿という果物は、とても綺麗な色をしているのも良かった。
ほかは暑いとか寒いぐらいのもんだ。
オレの心の月は半月どころかずっと新月のままだ、なんの光も映さない。
このまま苛々し続けていると、そのうちろくでもない人間関係上の失敗をやらかすことは時間の問題に思える。
ちんたら走る前の車にわざと追突したりする可能性も高い。いや、オレは車もってないから大丈夫。
「思ったことをそのまま口にするな、それは小説の中だけのことだ。思ったことをそのまま口にするな、それは………」
オレは風呂あがりに全裸で合掌して、窓の外に冴えて浮かぶ上弦の月に、切実な祈りの言葉を連呼する。
「おい、毛が
思ったことをそのまま口にしてしまった!
「あぁ! ねこ丸ごめん、そんなことない、そなたは美しい、うんこだけど」
足元にいたねこ丸に謝罪して抱きあげると、彼女は下半身を左右にねじって猛烈に嫌がった。
オレの手を逃れて二つ置いているトイレのひとつに駆け込むと、乱暴に砂を掻き回してから、顔だけ出して困り顔で
こんなはずではなかったのに、おかしいぞ!
近所の寺の座禅会に参加したら、隣で鼻をぐずぐず鳴らすじいさんへの殺意でいっぱいになった。
心を穏やかにする唯一確実なメソッド、それは運動。スポーツジムではストレッチマットを占有するジュゴンの群れみたいなおばちゃんたちへの殺意を育てるだけだった。
神にすがろう、救ってくれるって話だろ。教会だ、カトリックかプロテスタントか、気にしない、よく知らない、統一教会じゃなければいいや。讃美歌が上手く歌えなくて裏声になってしまった。神はオレに屈辱を
上記三案件、ひとつひとつ話にしたけど削除した。罵倒も極めればなにかブレイクスルーが起きるのではと思って書いてみたんだけど、先に書いたとおり、とにかく気分が悪くなっただけだった。
オマエのことも、自分のことも、汚して壊してしまいたい。
そんな気分。
おい、地獄は死んでから行くところじゃねぇぞ。
胸の内の暗黒を文章にして吐き出せば、悪い気を放って穏やかに、もしくは清浄、そして正常な心身の状態に至ると思って始めたこの試みは完全に失敗だとわかった。第9話目でな。
知ってるか、悪口とか怒りはオマエとオレの気分をわるくする。
………。
なんで教えてくれないんだオマエは!
手がつけられねぇほど意地悪であるよキサマというやつは!
そうやってオマエらはいつも人の失敗を隅っこから見て笑ってるんだな、このモブ野郎。
やってらんねぇ! もうやめ………
やめない、続ける。
引き続きオレの醜態を見物してろ!
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