はいしんにっき 3日目

「♪〜〜〜」

[待機―]

[待機―] 

[たいき]

[wkwk]

[相方なんかいたんだな]

[まじのサプライズ。]

[楽しみなの]

[どんな人が来るのかな。]

[さすがにもうぶっ飛んだ人は来ないよね。]

[ぶっ飛んだって言うなw 面白い人と言えw]

[あ、まちがえた。]

[茶ライ人来ないかな~]

[茶ライ]

[茶ライw]

[草]

[変換ミスに触れるな!]



「たいき、、、っと。さあ、あいつは上手くやれるかな? まあ俺よりコミュ力あるからどうにかなるか。」


今回は配信を見守る係。時々手助け?にはなるかもしれないけど。そして九時からは一緒に振り返り配信になるかな。まあ楽しめればそれでええんよ。失敗してもね。とは言ってるから。


そんなこんなで午後七時。配信時刻だ。同接500人。俺より多いじゃん。まあいいか。待機画面に切り替わり、しばらくすると。メイン画面に。


「あ~テステス。声入ってますかーーー」


[きちゃ!]

[きちゃ!]

[きたーーー]

[入ってるよーーー]

[大丈夫だ。問題ない。]

[音量もいけてるしね。]

[ちゃんと聞こえてる。]



「うん。問題ないようだね。じゃあ自己紹介! 今日から渡來と一緒に配信していく碧石あおい 雪音せなだよ!みんなよろしくね!」


[よろしくーー]

[イラストかわい]

[は? かっこいいだろ]

[この子はかわいい枠なんですーー]

[はあかっこいいだろ]

[やんのこゴラ]

[やってやるよオラ]



「あわわ。みんな喧嘩しちゃだめだよ。仲良くしなきゃ。けんかはめっ!だよっ!」


[あわわたすかる。]

[あわててる雪くんカワイイ]

[せなちゃんかわいい]

[めっ!]

[めっ!]

[めっ!]

[かわええ、、、しゅき。]

[こちらもガチ恋勢が生まれるの早すぎな。]



「みんなありがと!これからいろんなことやっていくつもりだから、みんなよろしくね!」


[おう!地獄の果てまで付き合うぜ。]

[一生の推し。]

[かわええんだ。]


「僕は地獄じゃなくて天国に行くからね!そこは間違えないでね。」


[突っ込むところそこかよ。]

[もっとあるだろw]

[やっぱり好き。]

[ほらこういうやつとかにさぁ!]


「さあじゃあ次は、、、」


[おいおいおいまてまてまてww]

[スルーすなてよw]

[かなしい、、、]

[気になることしか目に入らないんだーーw]



「はははっ! やっぱりみんな面白い! 渡來に無理言ってやらしてもらってよかった!」


[そういや相方だもんね]

[ねえねえとーたんとはどんな関係なの?]

[それ俺も気になる。]

[なんで一緒にやろうと思ったの?]



「まず『とーたん』っていうのは渡來のことでいいのかな?」


[そだよーーー]

[なんか知らんうちにそうなってたね。]

翡翠 渡來 TOKU ch ★

 [まじか。そんなことなっとったんか。]

[本人降臨ww]

[まあそりゃ見てるわな。相方だし。]

[あだ名に反応ww]



「あーーー!渡來だーーー!やっほーーー!見てるーー!」


[急にテンション上ったw]

[ペロッ こ、これは! 恋の味!]

[マジでどんな関係なんだよ。]



「まあ関係はね、幼馴染だよ。幼稚園からの。」


[これはテンプレ来たのでは。]

[おうおうおうおう!やってんねぇ!]

[んで性別は?]



「イラストでも出てくるけど僕は男だよ!」


[あーーーーー]

[そんなーーーーー]

[そこは女だろーーーー]

[それでもかわいい。]

[はぁ、かっこいい、、、]



「でもね、ちょっと特殊なんだ。」



あー、あのことね。もう言ってしまうんだ。まあ俺も人のこと言えないか。解離性同一性障害とか、闇のこととか言ったもんね。



「僕は性同一性障害。だから身体は女の子なんだけど、精神は男なんだ。だから男ってなっているから、そこはよろしくね!こんなとこでないとありのままで居られないから。」


[あーーはい言われなくてもわかりますシリアスな奴ーーー]

[こいつらなんでこんな闇多いの。]

[じゃあやろうと思えばナニもできるんだな]

[おいwww こいつwww]

[ばっかお前そんなことは思っても言うんじゃねぇww]



「え~~っと渡來にこんな時はとりあえずbanしたほうがいいって言われてるからするね~~☆」


[やめてくださいお願いします生きがいを消さないでください]

[ごめんなさいごめんなさいごめんなさい]

[なんかデジャブwww]

[あいつは何を教えてんだよwwww]



「ふふふっ!ほんとに言う通りの反応なんだね。こんなところに入れてよかった。まあ、過去の色々はまた話せる勇気が出たら、ね? それまで一緒に頑張っていこうね!」


[もち]

[あたりまえ]

[一生かかっても待つ]

[もう此処から離れない]

[なんだか元気になれる。]

[ある意味渡來とは正反対だね。]

[元気いっぱい!]

[でもそんな所も好き]



いい感じに話も繋げられてるな。てかあの変態たちっていつでも湧くんだな。まぁ打ってた時もあったから人の事言えないけど。



「まずはイラストの説明だね!」


[かわいいよねまじで。]

[違う、かっこいいんだよ]

[中性的だもんね。どっちでも取れる]



「設定としては渡來のパーティーメンバー。渡來が前衛だから僕は魔術師兼弓師!後衛だね。種族はフライエルフ。だから羽を持っていて、空間魔法と風魔法が得意だね!羽は純白二対、四枚の羽を持っていて、イメージカラーは雪色せっしょく。若干光沢が入る感じかな。ちなみに渡來のイメージカラーは灰青色はいあおいろ。髪の毛は同じく雪色に突然変異の桜色が散るように入っているよ!目の色は橙。ちなみに渡來は緑と紫だよ。同じにしたいと行ったら『紛らわしいからやめろ』だってさ。」


[かっこかわいいよね。」

[好きだわ。」

[誰かツーショットイラスト書いてくれーーーーー!]

[絶対欲しい]

[とーたん書いてくれないかな]



「まあそんな感じになってるよ!ほんとかっこいいよね!待機画面のイラストも書いてくれたの渡來なんだよね!渡來に感謝!」



待機画面のイラストは、碧海の浜辺を雪音が歩いているイラストだ。時刻は昼間。ちなみに星空にホタルイカverと夕暮れverがある。



[ほんとあのイラスト神]

[雪くんのイメージにピッタリ。]

[色も名前のまんまだしね。]

[南国連想したわ。]



「ほんと神だよね!ちなみに三種類あるから気分と時間帯で変えるね!時間帯だと夜ばっかになっちゃうから。というわけで、このあとは色々決めていけって言われてるからやってくよーーーー!」


[おーーー]

[おーー]

[差分待ってる]

[ファンアートはよ]

[wkwk]

[おーーー]



こんな感じで始まってその後も順調に決まっていた。ちなみに纏めておくと、



記念配信、#あおとり

雑談、#雪君とお話しよーー!

その他もろもろ、#雪音せなのショウタイム☆

アートタグ、#あおの原石

リスナーの名称、雪うさぎ

始まりの挨拶、やあみんな! 僕が来たよ!

終わりの挨拶、また、この場所で!

雪音のあだ名、ゆきくん



「みんなありがとね!同じく画面下部に表示しておくようにはする、、、つもり。忘れてたらごめんね。」


[いいよ別にーーー]

[大したもんじゃないしね。]



「ありがとね。さあ今日の配信は、、、ってまだ四十分しか経ってないのか。流石に終わるには早いよね。」


[そうだなぁ]

[ウルトラスピーディー]

[別に終わってもいい気がする。]

[まだ声を聞いていたいからだめ。]

[まだ終わっちゃめーなの。]



「なら軽く雑談でもしようか!なにか質問とかーー!」


[趣味]

[休日何してる?]

[成人はしているの?]

[ゲームは好き?]

[どんなゲームするの?]

[お歌得意?]

[好きな曲―]




「あわわわ。多すぎるよ、、、こうなるのね。ってどうしたらいいの〜〜?それに僕だけじゃ話を盛り上げられないし、、、う〜〜ん、、、 もういいや! 渡來カモ〜〜ン!」



どうやら行く流れのようだ。てか盛り上げられるだろ普通に。それとも相手が居ないと駄目なタイプなのか?まあそれはあいつしかわかんねえしな。なんて思いながらトコトコ移動し、あいつがいる部屋へ。



「というわけでスペシャルゲスト渡來君で〜す!」

「どうも。灰俺の方の渡來です。よろしく。」


[きちゃ]

[きちゃ!]

[あーそうするのね。]

[灰俺のほうw]

[まあちゃんと言ってくれた方が解りやすい]

[だいぶ変わるしな。]

[しれっと来たな。]

[すぐ来れるようにしてたんか。]

[なら安心だな。]

[初見 今北産業]

[渡來にまさかの相方

 初配信はじまた。

 サポートに渡來を呼んだ ←イマココ]

[センキュ。だけど灰俺って何?]

[渡來は三重人格、白僕と、灰俺と、黒俺がいる。]

[なーる]


「あーーー!初見さんありがとーーー」

「いやここにいる全員初見だから。今日初配信。」

「あ、まあいいや。細かいことは気にしない!というわけでね。来ていただいたのですが、これって渡來のアバターとかどうやって表示するの?」

「流石にこのパソコンじゃスペック的に表示できないから立ち絵だけだな。貸してみ?」

「はい。」


パッと。表示されてるね。

「これで行けるよ。」

「ありがと。」


[おいおいおいしれっと会話してるけどこれオフコラボなんか?]

[でもそういうことじゃね?]

[仲いいんだね。]



「そうだよ!今日は渡來の家に泊まっていくんだ!」


[ファーーーーーー!]

[泊まってるのかよ!]

[いいのかそれで?]

[まあ男子友同士で泊まる感覚なんじゃない?]

[あーね。ならいい、、、のか?]



「ちなみに親公認だよ!」

「今日起こったことをありのまま話すぜ!俺はいつも道理朝飯食べてたんだ!そしたら突然一ヶ月ぶりくらいに俺んちに来たらそのまま泊まると言い出したんだ!」

「まあまあそう言わずに。いつも道理じゃないか。」

「それをいつも道理と言うな。」

「うえーーーん渡來がひどいーーー!」

「いやおれが普通だから。」

「まあそうだけどね? でも僕と君の仲じゃないか。」

「引きこもりの奴ん家に凸って一方的に話して帰っていく仲ね。」

「うえーーーんひどいよーーーー!幼馴染なのにーーー!」

「うるさいぞ。騒ぐな。」

「ぶぅーー。いつもなら乗ってくれるのにー。ケチ。」

「乗ってると話進まんからな。今日初配信。枠一時間。おk?」

「ひどいーー。」

「また後であるだろ。そっちで乗ってやるから。」

「絶対ね!約束だよ!言質とったからね!」

「はいはい。わあったよ。」


[この二人仲いいな!]

[まさに天性のペア]

[まあ幼稚園からの仲らしいしな]

[まさにてえてえ]

[この二人を出会わせてくれた神に感謝。]

[なかよすぎんご。]

[そりゃ泊まることにもなるか]



「うちのやつがすいません。ほら、さっさと質問コーナー行くぞ。」

「はーーーい!それじゃ改めて、質問コーーナーー!」

「ドンドンパフパフーーー(棒)」

「棒読みやめて!? なんか空回りしているみたいじゃんか。」

「ふっ。お前にぴったりじゃないか。」

「誰が煩いって?」

「いっ、お前マジでつねるなよ。」

「いらないこと言うからだよ。」

「すまんって。」

「まあよし!」

「はぁ。疲れる。」


[ほんと仲良いな。]

[このハイテンポボケ突っ込み好きかも。]

[なんかくすっと笑えるのよね。]

[こんなことずっとやってんのか。確かに終わらんな。]



「じゃあ何か僕に質問ある人ーーーーー!」


[好きな食べ物。]

[趣味]

[これからしたいこと]

[とーたんとのエピソード]

[お歌配信する?]

[好きなゲーム]



「渡來ーー どれなら言っていい?」

「まあ大体暗記したから俺が代わりに順次聞いていくぞ。それでいいか?」


[おk]

[了解ーー]

[この一瞬で暗記とか、、]

[まあできんじゃね?]



「まず趣味は?」

「えーーと趣味はねーーー。普段からやっていることだったら料理とコスプレ、声真似とかもやってたかな。最近は歌ってみたにハマってたからこれを機に動画でも上げようかなと思っているよ!」


[歌きちゃ!]

[よっしゃお歌だ。]

[声綺麗だからどれだけ上手いんだろう]

[渡來も実は上手だしね]

[料理できる人羨ましい]

[歌待ってるの。]

[コスプレ見たいけど写真は無理だよな、、、]

[確かにそうだな。見れないかな。]



「歌がけっきょう好評だからこんど録ってみようかな。ここって防音室あったよね?」

「一応今配信している部屋も簡易防音加工はしているんだが、、、まあ一応はある。でもあれも自作だからちゃんと歌いたいならスタジオ借りるかしないとな。ただそうなると金がな、、、。まああれでも歌は録れるからしばらくは昼間に録音しないとだな。」

「渡來ってホント工作上手だよね、、、なんで防音室作れるの?」

「ゴーグル先生☆」

「それでも普通できないよ、、、」


[防音室あるの?]

[あれ結構高いぞ]

[ファ!?]

[自作!?]

[マジか。たまにやってる人おるけど]

[まあそうなるよな。簡易か。]

[普通できねーよ。]

[ゴーグル先生パないっす]



「まあ一応あるにはあるから今度録ってやるよ。MVは期待するなよ。そっちの技術はまだ発展途上だから。固定のイラストに文字入れるくらいしかできん。」

「それでも十分だから! ありがとう! そうだ、渡來も一緒に録ったらいいじゃん。二人のデュエット曲とかさ。」

「あーまじ?いいの?一回二人でいきものだらけさんのyellをやってみたかったんだよね。」

「めずらしく渡來が乗り気だ、、、断られるかと思った。」

「引きこもりだからな。そんな機会滅多にないし。」

「あーーーーなる。」


[確かにデュエット曲はな、、、]

[俺らには無理だよな、、、]

[曲っていいよね。]

[ほんといいよ。]



「さあ長引いちゃったね。次の質問カモン!」

「じゃあってだいたい言っちゃうからもうこれぐらいしか残ってないじゃん。聞きたくなかったけど俺とのエピソード、だってさ。」

「渡來とのエピソードかぁ。いっぱいあるけどなぁ。どれにしようかな。」

「そんなあった?」

「あるよ!君は覚えてないかもしれないけど。」

「まあ小学校の頃の記憶なんかほとんどないわな。」

「ほら!まだ僕覚えているよ!あの頃一番渡來に救ってもらったんだから。」

「あーーーそだったような、、、」

「まあいいよ。いずれ思い出すよ、きっと。まあ最近だと、渡來が引きこもった後初めて話してくれた時かな。」

「あーー、あの頃は荒れてたからな、、、」

「そうだよ!ほんとに何言っても返事くれなくて。ただずっと一方的に話すだけの期間が半年ほど続いて僕泣きそうだったんだから。挙句の果てに最初の一言、『なんでそんなに俺に構うんだ。お前ならもっと良い奴とつるめるだろ。』だよ!本気で泣くかと思ったよ。でもまあなんだかんだで仲良くしてくれているからうれしいけどね!」

「あーーマジすまなかった。」

「いいよ!今こんなに楽しいんだから!」


[泣いた。]

[泣ける。]

[イイハナシダナー]

[あれ、でも幼馴染なんじゃ、、、]

[まあ気のせいだろ。]

[言葉の綾ってやつじゃね?]

[ならいいけど、、、]

[感激物語。]

[That is bery good story!]

[まさかの英語ニキ!]

[とうとう外国リスナーが、、、って今日初配信だよな。]

[内容が濃いよ、、、]



「まあそんな感じかな。もうすぐ一時間だね!」

「このあと夜九時から二人で振り返り兼雑談配信をする予定だからぜひ見てくれよな。」

「それじゃあ、」

「「また、この場所で!」」


[またこの場所で!]

[また会おう]

[また会う(一時間後)]

[あ、せやった。]

[そうじゃん、もう一回枠あるじゃん。]

[まあ、またこの場所で~]

[お疲れ様でした。]

[また後で会いましょう!]



「渡來やったよ!上手くできたよ!すごく緊張した、、、」

「お疲れさん。ほら、休憩するか。また後でも枠あるんだし。」

「でも言葉の投げ合いが楽しかったな、、、早く一時間経たないかな~」

「お? はまったか?」

「うん!たのしい!これらもよろしく。浹。」

「おうよ。」


これからの日々もまた騒がしくなりそうだな、、、



[ん?]

[お? これは?]

[切り忘れだー!!!]

[おーーーーい気付けーーー]

[誰かつぶやいたーでリつぶやきしまくれっ]

[誰か止めてあげてーーー]

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