第5話 あなたは急に強くなったら一番最初に何をしますか?
[Lvが上がりました。]
「んあ?」
その意味不明な言葉が頭に流れると同時に俺は目を開けた。
「どわっと!」
目の前には見たことないような大量の魔物の死骸が山積みになっていた。
『あるじー朝ご飯』
返り血まみれの昨日の犬がそう言った。
「朝ごはんは分かったけどこれ全部君がやったの?」
『うん』
「ちょ、ちょっとステータスオープンって言ってみて」
『分かった、ステータスオープン!』
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無名 0歳
Lv181
職業
<神犬>
スキル
<かみつきダメージ大アップ>
<ホーリーフィールド>
その他・・・・・
筋力1056
俊敏力2390
守備力999
魔力1007
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「グフォ!!」
『あるじー大丈夫?』
「だ・・・・・・・・・いじょう・・・ぶ?(なんか疑問形)」
Lv高すぎだろスキル多すぎてその他ってなってるし俺こんなバケモンと一緒に寝て
たの?
そういや俺変なアナウンス?みたいな奴で起こされたんだった。
え〜と確かLvが上がったとかなんとかなんとか言ってなかった?
え?Lv上がったの俺、ちょっと見てみよ。
「ステータスオープン。」
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サム・グラトニア 12歳
Lv371
職業
<ガチャポン使い>
スキル
<ガチャ召喚>
<カプセルチェーン>
筋力3991
俊敏力3821
守備力1655
魔力3091
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「ゴハァ!」
『あるじ〜本当に大丈夫?』
「大丈夫、大丈夫だから。」
俺は驚いたことが3つある・・・・・1つ目はまずは上げてもないのにLvが異常に高
い!!
二つ目はスキルが増えてる!
なんでLvが上昇した時だけ伝えてスキルが増えたのは伝えてくれないんだ?
3つ目は筋力などのステータスがぶっ壊れている!
てかこのスキルなんだよ?見てみよっと。
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スキル<カプセルチェーン>
<ガチャ召喚>で初めて回した時に解放。
ガチャから出てきたものが倒した経験値は2倍になって自分にも与える。
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そんなチートスキルあっていいんすかね〜。
「はぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。」
朝っぱらから疲れた。
『あるじー』
「ん?」
『んで朝ごはんは?』
「ああ、そうだったなぁ・・・よっしゃ!俺が腕をふるってやろうじゃねぇの!」
なんで料理が出来るかって?なーに俺は前世でよく自炊をしていて基本的料理は好き
なんだよな〜それが。
『あるじーなんか手伝うことある?』
「じゃあ火吐ける?」
『吐けるよ』
「え。」
本当に吐けるんかい!自分で火起こすつもりで冗談で言ったつもりなんだけ
ど・・・・・・。
ゴオォォォォ。
わーあったかぁい。
『あるじーこれでいい?』
「う、うんありがとあと香草とか採ってきて。」
『うん!』
ビュウン!!
「おおー速い速い。」
さてと俺はどの料理でいこうかな・・・・俺も腹減ったしステーキでいくか!
そろそろあいつの名前考えないとなぁ・・・・・。
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