第3話 あなたはガチャポンの中身が実物だったらどう思いますか?

        「長旅ご苦労さんあんたも惨めだねぇ。」


      「いえいえこちらこそありがとうございました。」


             グギュルルルゥ


           「腹・・・・減ったな。」


       この変な森に着くまで俺は何も食べていない。


              「はぁ〜」


        食べるしかないよな、干し肉・・・・。


            「いただきます!!」


ちなみにこの世界には「いただきます。」など俺の元の世界にあった食文化はなかっ


                た。


              「ふぅ〜〜。」


         ちょっと物足りないけど腹は収まった。


         さてこれからどうすれば良いんだろ。


               ガサガサッ


              「な!誰だ!」


             「ピャーーーー!」


            「なんだスライムか。」


   スライムはLv1の剣士でも倒せる、ようはめっちゃ弱い序盤の魔物だ。


魔物というのは人類にとって害のある存在でありその存在を討伐する為の組織もあっ


               ったりする。


           いわば害虫駆除みたいなものだ。


    まぁとりあえず倒さないと次に進まないしやってみるか!


         1時間の奮闘の末俺は戦いに勝利した。


              「ピギュ〜〜ゥ。」


   「はぁはぁやっと勝てたスライム如きに1時間ってやってらんないよ。」


           核壊せば倒せるの忘れてたしぃ。


魔物は核と言う部位があり魔石よも言われる人間で言えば心臓みたいなものらしい。


    [ガシャBP10を獲得しました。<ガチャ召喚>を行いますか?]


         ・・・・・今更職業の能力か?遅いって。


 なんだよガチャBPって魔物倒してBP貯めてガチャ回していくだけの能力かー。


つまらん人生だなぁ・・・・・まぁ俺にはこのスキルしか残ってないしよく分からな


           いけど使ってみるしかないか。


            「スキル<ガチャ召喚>!」


                 ポンッ


      「2種類あるのか・・・まずは1つずつ見ていこう。」


   -----------------------------------------------------------------------------------------------


                柴犬町!


           可愛い犬達はあなたの手に?


        全4種類!シークレットもあるよ!1回10BP!


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   -----------------------------------------------------------------------------------------------


               異世界少女!


              君の推しはだぁれ?


              全3種類!1回50BP!


   -----------------------------------------------------------------------------------------------


「元の世界のまんまjan・・・・・・え〜っと今は10BPしかないからから異世界少女


               はお預けだな。


    どうせフィギアとかだろうし、出てきたものでも見て目を癒そう。


        [ガチャポン:柴犬町にBPを割り振ります。]


           ・・・・・・・・・・・・・・


         「おっと回さないといけないのか。」


          俺は警戒しつつも持ち手を回した。


 そしてこの職業が最強と気付くまでちょいとばかし時間がかかるのだった・・・・






















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