崇徳院といえば日本三大怨霊の一人。
あとは和歌ですかね。
「瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に あはむとぞ思ふ」
ここから「割れ末」なのかなあ。
ああ、三大怨霊は知ってましたけど、和歌の方はたった今、検索しましたww
この和歌の内容からすると「バツイチ」の人向けの婚活パーティーなのかとも思ったり。
私の関心は「天使の化石」です。
崇徳氏は何かに騙されている匂いがプンプンしますけど。実際はどうなんでしょうね。
さて方角です。
何か事件がおこったようでもないし、何か解決した様子もない。
むしろ、主人公は「天使の化石」を見るためにノコノコと崇徳氏の家にいったのか?? これが事件の始まりなのか??
とか考えたり。
北のようでもあり西のようでもあり、よくわからないので北西で。(いい加減)
感想は以上です。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
「天使の化石」は同時参加していた自主企画のお題でした。
「事件」は沢山起こしています。「解決」は人物内でしていたり、していなかったりです。
こんにちは。
この他人との距離感、言ってはいけない事を言ってしまう他者視点のなさ、思い込みの強さや純粋さ、認知の歪みなど…すごくリアルだなと思いました。
素敵な出会い♡と思いましたが、われても末に、なのですね。
私、あの歌とてもロマンチックと思っていましたが、さっき調べたら崇徳院って配流の後も、後鳥羽上皇にいじめられたんですね。天狗みたいな格好して、血で「天下滅亡」って書いた…って、ヤンキーみたいで切ない気持ちになりました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
崇徳院、ヤンキー天皇ですか。切ないですね。
あの辺の人たちのリアルさは、多分私もあの辺の人の中のひとりだからでしょう。
婚活パーティ的なものには参加したことないですが、同じ障害者施設で働いていた利用者の方で、健常者(一般)向け障害者向け関わらず行きまくっていた方の話を若干参考にしています。
街コンって、お見合い大作戦みたいに円陣を二重に組んで、持ちタイム5分でアピールして、次の人の前にずれて行くとかではないのですね。
崇徳が平安時代のあの崇徳院で、運命の流転のあと、現代では婚活に苦労している。
そう想いながら読んで、ふふふって想っちゃいました。
崇徳は追号なので、「どっちにしても本当の名前じゃないけど」にも説明がつきますもんね。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
障害者向け、特に精神障害者という設定にしたので、かなり自由な会になってしまいました。きっと回数を重ねるごとに色々会の様式も変化してきたのでしょう。
恋愛小説ならば、二人は結ばれるのでしょうが、割れても末に、の崇徳院ですからね。朝吹さん解釈でいくと「また来世で逢おうぜ」となりそうです。
方角企画から失礼いたします。
読了後、崇徳院の百人一首を調べてきました。なるほど、「『われ』ても『末』に逢はむとぞ思ふ」で『割れ末の会』なのですね。
クロノヒョウさまの企画のお題である「天使の化石」そのものが、物語中に直接は出てこない点が面白いなと思いました。最後もルシファーと表現されているだけで、どんな見た目なのかも分からないのが逆に興味をひかれました。
方角企画の観点から見ると、私も北北西くらいではないかと思いました。
崇徳の家には行った後、二人がどうなるのか。気になる終わり方なのがとても良いですね!