~エピソード5-エピローグ~ 真の友人とは?

 棚倉は三上が電話に出ないので、いつになく慌てた様子で新島に問いかけた。

「三上が電話に出ない。新島、どこに行ったのか心当たりはあるか?」


 新島はできる限り、平静を装って棚倉の質問に答えた。


「三上は実行委員の幹部達に誘われたのでは?。あれだけ周りが慕っているのですよ?。先輩さぁ、やっぱり騙し討ちは三上が激怒しますよ?。哀れに思った委員達が三上に暴露したのでは?。」


 棚倉は新島の言葉を聞いて焦った。

「新島、三上は怒ったのだろうか?」


 新島は三上が棚倉の台詞まで完全に予測していたことに、大笑いしたいのを必死にこらえながら棚倉に真顔で畳みかけるように話しかけた。


「ごほんっ。三上だって人の子ですよ。一昨日の打ち上げだって、泰田や守たちを連れて後から顔を見せたぐらいですから。あの時は俺も悪かったけど委員会の立ち上げの時に嫌がる三上を強引に引っぱったのを、泰田とか牧埜や松裡が眉をひそめて見ていたわけでしょ?。アイツらが三上についていくのは当たり前じゃないですか?」


 棚倉は新島の言葉を聞いて心当たりがあって相当に焦りを隠せなかった。


 彼は昔から、相手から否定されると理詰めで反論したり、強引な手法で追い詰めることがあったので、寮生とイザコザもあった。


 それを新島が影でフォローして支えていた側面もあるのだ。

 三上も実は新島と共に棚倉の強引な手法に関して寮生達を影でなだめていた事も多々あった。


 棚倉は実行委員幹部達が三上を何処かにかくまっていると思って、泰田や守、牧埜や松裡などの実行委員幹部に慌てて電話をかけ始めた。


『おかけになった電話は電波の届かないところにいるか電源が入っていないため…』


「新島…。泰田や牧埜たちが電話に出ない…」

 いよいよ棚倉が頭を抱えだした…。


 三上は、守や泰田の母親が酔っ払いながら三上に抱きついた事件があった際に、三上が電話に出られずに実行委員チームが慌ててしまった状況を、そのまま棚倉に対して再現したのだ。


 新島はあえて棚倉と一緒に行動することによって、彼を煽って徹底的に不安に陥れる言葉を投げかけた。


 そして新島は棚倉の暴走を止める役割も担っていた。

 棚倉の暴走にブレーキをかけられるのは、郷里の彼女か新島、そして三上ぐらいしかいない。


「先輩さぁ、もう誰かを強引に引っぱったり、今回のように三上を騙し討ちにするのは止して下さいよ。事情は分からないけど、三上は実行委員幹部たちに呼び出されたと思いますよ?。三上を哀れに思った実行委員幹部たちが何処かに連れて行ったのでしょう。」


 棚倉は新島の言葉を聞いて、自分が完全に孤立していることを実感した。

 そして、頭を抱えながら新島に涙目になって反省の言葉を口にした。


「ううっ、これでは俺もお前のことを叱れない。三上や実行委員幹部の皆にも悪いことをした。幹部達は三上と一緒にコンパに来てくれるのだろうか…。」


 新島は棚倉の情けない姿を見ながら三上の人を見る洞察力と棚倉の心理を完全に掴みきっていることに、内心は驚いていた。


『アイツはマジに恐いわ。俺とは全く違うやりかたで癖がありすぎる先輩の心を掴み取ってしまうのだから。俺は長年の腐れ縁で先輩の信頼を勝ち得ているけど、三上は全く違うからな…』


 ◇


 俺たちはコンパ開始40分前に宴会場の入り口にいた。

 これには理由があった。


 コンパ開始直前に棚倉先輩とこの話をするのには人が多すぎて気が引けたのだ。

 この時間なら他の委員は時間が早すぎるから宴会場には来ていない。


 棚倉先輩は俺のことが心配で、もう宴会場にいると読んでいた。

 俺たちは宴会場のロビーに入ると、案の定、棚倉先輩と新島先輩が立っていた。


 棚倉先輩は涙声になりながら俺に声をかけた。

「ううっ、三上、心配したぞ。お前達は何処に行っていたんだ…。」


 棚倉は三上が実行委員幹部やバレーボールのチームの全員を従えて来た時点で間違いに気づいていた。

 自分のやり方が間違っていた…と。


 そして、そこにいた全員が棚倉先輩の涙声を聞いて顔を見合わせた。

 俺はそれを横目で見て、少し息を吸い込むと棚倉先輩に語気を強めて迫った。


「先輩、もう察していると思いますが、俺は激しく怒ってますよ。騙し討ちにする為にコンパの話を内緒にするなんてナンセンス過ぎますよ!!。それに、これだけ多くの人から頼られたら俺だって嫌顔でも動きます。」


「三上、ほんとうにそれは申し訳なかった…。ううっ…」

 俺の言葉に棚倉先輩は情けない顔をしている。


「このさいだから、俺のお説教を聞いて下さい。これは先輩・後輩じゃなくて、1人の友人として言わせて貰います。」


 棚倉先輩は涙目になりながら、こくりとうなずくと、俺の目を真っ直ぐみた。


 俺は怒った高木さんを説得させるような感じで、全神経を集中させて棚倉先輩に語りかけた。


「最初に逢隈さんからコンパの話を聞かされました。それと同時に、来年も実行委員をやって欲しいから、ここで先輩が騙し討ちをしたら、俺が二度と委員をやらないのではないか…と。」


 先輩は俺の語りかけに気圧されているのか明らかに分かったが、言葉を続けた。


「仮に逢隈さんがコンパのことを言わなくても、次に仲村さんが同じようなことを俺に言いました。その時点で察して下さい。このやり方は絶対に間違っています。」


 もう棚倉先輩はうなだれている。

 でも俺は続けた。これは多くの人に被害者が出ないためだ。


「それと、実行委員会の立ち上げの時に高木さんと荒巻さんが動きましたよね?。高木さんや荒巻さんは、先輩が俺を徹底的に追い込むことを防ぐ為に、憎まれ役を買うつもりで俺の説得にあたったのです。」


 先輩は俺の言葉を聞いてハッとした。もう涙で目が濡れている。


『先輩、申し訳ない。今後もあるから、さらに強く言うよ。』

 俺は心の中で詫びながら語気をさらに強めた。


「先輩は間違っています!!。俺の外堀を埋めて有無を言わせないような事をするのは絶対に間違っています。俺はそんなことをされたから、今回限りで委員なんて降りるつもりでしたよ!。」


 もう棚倉先輩はうなだれている。

 そしてこんどは、言葉を少し穏やかにした。


「でもね、俺は情に弱いのです。これだけの仲間が自分を慕ってくれて、そして何かあると協力してもらえるし、よく面倒を見てくれた恩があるから、心から動かされるのです。俺を突き動かしたのは、先輩が俺を追い詰めるような行動ではなく、みんなが自分を支えようとする気持ちなんですよ。」


 三上の言葉は、ここにいる全員の心に響いていた。

 彼の言葉には棚倉に対する思い遣りの心が溢れていた。


 一方で俺に説教をされている先輩は完全にしょげてしまった…。

 俺はそれに構わず、説教を続けた。


「先輩は将来ために、1mmでも良いから俺の言ったことを覚えておいて下さい。今回は許しますが、同じような事をやった場合、俺はもっと怒りますよ。」


 棚倉先輩は俺の説教が終わった後、静かに泣いていた。


「ううっ、三上、ほんとうにすまなかった…。お前の説教は俺の心に響いた。俺に本気になって注意してもらえるのは、俺の彼女と、新島とお前ぐらいだ。ありがとう、気をつけるよ…。」


 俺が棚倉先輩に説教をしたあと、後ろを振り向くと、荒巻さんと高木さんもいた。

「ふふっ、三上くんに助け船をだそうとしたけど、必要がなかったようね…。さすがは三上くんよ。」


 高木さんがそう言うと、荒巻さんも微笑んで俺を見ていた…。


 後日談になるが、この実行委員幹部たちの行動と三上の説教によって、棚倉は三上や新島に対して、寮の仕事や体育祭実行委員や学部関連の仕事などを、強引な手法で押しつけることがなくなった。


 盆休みになって棚倉が帰郷して、郷里にいる彼女と会って色々な話をしたときに、彼は彼女からこう言われた。


「結城さんは、わたしと新島くん以外にダメな所をキチンと言ってもらえる友人にやっと会えたのね。それは、結城さんがいつも話している三上さんのお陰だし、たぶん彼は性格面で、あなたと真逆よ。頭の回転だけで人は動かないのよ…。」


 棚倉は自分が今まで、強引な手法をとりすぎて不甲斐なかったことに気付いたのであった。


 ---


 この後、出席人数60人を超えた体育祭実行委員の打ち上げコンパが始まった。

 寮生のコンパには劣るが、大きな規模だったし、居酒屋とは違って色々な人と話ができた。


 今までのコンパは棚倉先輩が俺の話ばかりをするので放置ができずに席に座りっきりだったが、これだけ人数がいると自由に席を立って色々な人と話ができるので、気が楽でホッとしていた。


 宗崎や村上、良二などはバレーボールのチームの面々と会話をしている。


 俺はあまり接点のなかった委員達との会話を大切にした。

 今の実行委員の幹部やバレーボールチームの面々はいつでも会えるが、他の委員達はこれでお別れだから、この時間を大切にしたかった。


 一部の実行委員幹部や棚倉先輩などは俺のことを探している雰囲気もあったが、俺は全く違うグループの人と会話をしているから、先輩や幹部達は俺を探しきれない感じなのが明らかだった。


 あまり接点のなかった委員達と雑談をしていると、なにやら女性の委員が手相占いをしていた。

「あれ?、占いが得意な委員がいたなんて知りませんでしたよ。」


 俺は雑談をしていた男性の委員に問いかけると、その男性の委員は占いをしている女性の委員に声をかけた。


「坪宮さん、実行委員長代理の三上さんを見てあげたら面白いかも知れませんよ?」

 委員から呼びかけられた坪宮さんは俺の顔を見てハッと驚いた。


「いっ、いやぁ~、こんなところに三上さんがいるなんて気づきませんでした。今回の体育祭の大功労者ですから、これが終わったらすぐに見ますよ~。」


 どうやら順番で何人かが待っていたようなので、やんわりと断ると、委員達から次々に「三上さん、先にやって下さい。坪宮さんの占いは少し的中率が高いから損をするよ」などと言われて背中を押されてしまった。


 坪宮さんは端のほうの席にいたから、棚倉先輩や実行委員幹部達の目に入らなかった。

 俺はすぐに占う順番がきて、坪宮さんが座ってるテーブルの目の前に座らされると、大きなルーペを手にして俺の手相をじっくりと見て腕を組んで考え始めた。


「うーん、三上さん。まず、初老までは少し波乱含みの人生ですね。だけど基本的には少し裕福な環境だし、左手にスッゴく珍しい三奇紋が薄く出てるから、たぶん大器晩成型ですよ…。」


 坪宮さんの占いは少し当たりっぽいので、にんまりと笑顔を作った。

「それは間違いないかも。私は小さな町工場の跡継ぎだから。」


「ふふっ、それとね、あと数ヶ月後に将来を約束された女性が出現しそうな気配がありますよ。その女性に支えられながら、苦労と経験を重ねながら初老になってお金持ちになるイメージかなぁ…」


 坪宮さんの言葉に周りから「おー」という声があがった。

 ただ、これだけの人数がいるので、その声も喧噪にかき消されてしまった。


 この占いを実行委員幹部やバレーボールのチームのメンバー、そして学部の友人達に聞かれなくて良かったとホッと胸をなで下ろしていた。


 だいたい、色恋沙汰になると五月蠅い連中が多いし、このさい接点が少ない委員のほうがツッコミが少ないから俺は助かっていたのだ。


 占いが終わって坪宮さんにお礼を言うと、誰もいなくなっていた実行委員チームの席にコッソリと行って、係の人に優勝のお祝いのケーキを少し切ってもらうと、坪宮さんにソッと渡した。


「ラッキー☆、これだから三上さんって女性委員に人気があるのよ。かゆいところに手が届くのよね…」

「いえいえ、タダで占ってもらって、何となく気が引けただけですから。」


 坪宮さんが美味しそうにケーキを食べながら他の人を占っているのを見て、彼女の邪魔をしてはいけないから左手をかざして、その場を離れることにした…。


 俺は自分の席に戻って、ポツンと独りで、テーブルに残っていた食べ物を食べていると、今度は委員達が次々と寄ってきて言葉をかけてきた。


 しばらくすると、占いを全て終えた坪宮さんが俺に駆け寄ってきてソッと声をかけた。

「三上さん。あなたの手相が面白くてしかたがないのよ。もしも私の占いが当たって数ヶ月後に彼女さんができたら、彼女さんと一緒にわたしの所にきてね☆。」


 坪宮さんがそう言うと、半ば強引に携帯の電話番号を交換した…。


 それを泰田さんが偶然に見ていて坪宮さんに声をかけた。

「あれ?坪宮さん…。もしかして、三上さんに占いをしたの?」

 

 坪宮さんは悪戯っぽく笑うと泰田さんにこう言った。

「あ、泰田さん、この前のゼミで助けてもらってホントに助かったわ。ちなみに三上さんはさっき占ったけど、内容は教えないよぉ~。教えちゃうと三上さんが困るからねっ☆」


 俺はそれから、実行委員の幹部や学部の連中を含めて占いについて質問攻めにあったが、適当にあしらってやりすごした。


「三上よ、坪宮の占いは学部内で有名なんだぞ。お前は携帯の番号まで交換したらしいが、何があったんだ?」(棚倉)


「お前さぁ、こういうときは色恋沙汰を占ってもらって俺たちに結果を公表するのが常識だからな。恭介はしれっとしてるが、マジに何を占って貰ったんだ?」(本橋)


「三上さん・坪宮さんが占いの結果を極秘にしたってことは、恋愛の占いだってことは分かってるのよっ!。このさい、白状しなさい!!」(松裡)


 特に松裡さんや棚倉先輩、良二などのキッツい質問が飛んだが、それを軽くあしらいながら、俺は食べる手を休めなかった。


『ああ、やっと今日でこんなドタバタが終わって明日から解放されるよ…』


 その数ヶ月後、坪宮さんの占いが的中することになる。


 坪宮さんとはこの後、少しばかりお世話になったことがあった。坪宮さんは面白くて、充実して楽しい日々を過ごさせて貰ったのだが…。


 それは後日談として…。


 *************************

 陽葵は少し眠そうな目をこらえながら俺の話を全て聞き終わると目をパッと開いた。


「あなたが2年の時の実行委員チームは、3セッターどころか、2セッターも機能しなかったのは吃驚したわ。」


 俺は陽葵の頭をなでながら、その時の状況を説明した。

「そうなんだよ。守さんは配球に関して、この時期は無関心だった。この時は俺にあげれば全てヨシと考えていたから、危ない場面が沢山あったからさ…。」


「そうよね、それは守さんのお母さんが、わたしにも愚痴をこぼしていたのよ。あのママさんバレーの強豪チームとの練習試合がきっかけで目が覚めたのよね…。」


「そうなんだよ…。それは陽葵が入ってきてからの話だから、随分と時間がかかったんだけどね。あの試合は、ほとんど俺と牧埜のサービスエースで救われたようなモンだ…。」


 陽葵は俺に頭をなでられながら、ソファーに座っている俺に体を寄せて、俺の頬を人差し指で軽くツンと突いた。

「あとは、棚倉さんが、あなたのことばかり話すのを5分の1に自制したのは、そういうことだったのね。新島さんから少し聞かされていたけど、具体的なことを知ったのは今日が初めてだったわ…。」


「そうだねぇ。この時の棚倉先輩はマジに五月蠅かったし、頼みごとを断ったら退路を断たれて否応なしにやる羽目になることが多かった。この注意を境にマトモになったんだけど、陽葵も無理強いがあると棚倉先輩をバッサリと切っていたからなぁ。」


 その言葉に陽葵が少しだけ笑った。

「ふふっ、それは、忙しいあなたが、棚倉さんに無理強いされて可哀想だったから助けたのよ。」


 俺は話題を変えた。

「そうそう、坪宮さんの占いの的中率が凄くて怖かったよ。あれはマジに大当たりだったからね。俺は理系だけど、占いは、占い人の主観が入った確率統計だと思ってるから。」


 陽葵は目を見開いたが、色々と思うところがあるのか、少し顔を曇らせた。

「あの坪宮さんの占いの的中率は驚愕よ。…そうそう…、みんな、わたしがあなたと付き合った事がきっかけで、幸せになったのは少し複雑だったわ…。でもね、それで良かったのよね。」


 今だから分かる話だが、俺のことを想っていた女子は陽葵を見て少し複雑だったのだろう。

 でも、それを乗り越えた先に幸せが待っていたし、その人達とは今でも友人関係が続いている。


「それで良いんだよ。俺はあの中の誰と付き合ったとしても、陽葵のように上手くいかなかったと思う。特に親父とお袋が死んで、今もそうだけど会社が火の車になってる状態でも、陽葵は俺の傍に常にいてくれるのが嬉しいんだ。だって、この状況から逃げてしまう人だっているから。」


 陽葵は俺の言葉に笑みを浮かべて、俺の右腕を抱き寄せた。

 その陽葵の顔が可愛くて愛おしかった。


「ふふっ、当たり前よ。わたしはね、あなたと一緒に付き合った時から、あなたに何があろうと絶対に一緒について行くと決意しているのよ。この状態なんて望むところよ。今は苦しいけど、あなたは愚痴をこぼしても、色々と言われようともグッとこらえて時を待っているから助けたいのよ。」


「ありがとう…陽葵…。俺は陽葵に何時も助けられている。今の厳しい時期を乗り越えて、恭治や葵が大人になれば、老後は陽葵と一緒にゆっくりとした時間を作って過ごしたい。陽葵に苦労をかけっぱなしで俺は情けないんだ…。」


「ふふっ、そこまで気負いする必要もないわ。あなたがやるべきことをやって会社が倒れても、絶対にあなたについていくわ。お金は取られたとしても、命までは取られないから大丈夫よ。そうなっても、あなたにズッとついていくつもりよ!」


「…陽葵…。俺は幸せすぎるよ…。」


 俺は陽葵をギュッと抱きしめて、涙をこらえるのが精一杯だった。

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