第2話 チキン野郎とチキンスーツ
東海林勇気(しょうじゆうき)は何故かトイレから繋がった異世界へ来てしまった。
「ここは何処だよ…」
東海林はさっそくびくびくする。
こう言う森は虫とかいるから嫌いなんだよ俺…
東海林は手を下げると何かが目の前に現れた。
「ん?何だよこれ??」
東海林の目の前に見える何やらステータスの様な物。
これはどうやら彼のステータス値らしい。
「俺のステータス?ゲームじゃあるまいし」
東海林勇気
レベル1
職業 チキン野郎
装備 チキンスーツ(超)
ステータス
パワー/150 ガード/150 魔力/999 俊敏/150
スキルポイント
「999p」
「はぁ!?何だこりゃ!?レベル1のステータスじゃねーよ!!」
明らかにおかしいステータスだ。
ていうか何だよ職業チキン野郎って。
東海林は装備のチキンスーツをクリックした。
チキンスーツ(超)
あらゆる攻撃を防ぎ身体能力を通常時の100倍まで上げ空を飛べる最強の着ぐるみ。
「最強の着ぐるみ??」
東海林はスキル画面を開く。
スキル
「チキンキック」
高く飛び上がり勢いよくキックをお見舞いする」
「飛行」
空を飛べる。
魔法
「チキンファイヤ」
「チキンボルト」
「何で鶏が技名に付いてるんだよ…」
明らかにネーミングセンスがダサい。
東海林は着ぐるみを脱ごうとするが、下着なのを忘れていて慌てて着直した。
「おっと…下はパンツ一丁だった…」
「きゃーーーーっ!」
森の奥から女の人の声が。
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