ちょっと怖い話「水平に飛ぶ花火」
轟 朝陽
第1話
今年は庄屋さんの家が初盆だった。
田舎では初盆の家の庭先で盆踊りが行われる。
かなりの田舎だったため道路に該当は無く、唯一の明かりは盆踊りが行われている庭先だけだった。
僕も盆踊りの輪の中に入って踊ったり、時には友達と暗闇の道路を走り回ったりしていた。
暗闇の道路から遠目に盆踊りを眺めていると、軒先に突然オレンジ色の光が発光した。
「あっ、花火だ!」
そう思いその光を眺めていると、ユラユラと左から右へ水平に2mほど移動した後に、パッっと消えてしまった。
その後、同じような光が現れることはなかった。
誰かが花火を上げたんだろうか?
それにしても、地面から2メートル以上の高さに水平に花火をどうやって飛ばしたのか?
疑問ばかりが残った。
どう考えても花火が水平に飛ぶとは考えられない。
とすると、あれは・・・
ちょっと怖い話「水平に飛ぶ花火」 轟 朝陽 @oasi-ikawodak
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