アフロの代償



「ゴフォ、ゴホッ、



チッ。チッチ、、



ノンノン。ベイビー。



まだ、もう少し。踊らせてくれよ。



グフォッ、、」




人の辛い気持ちや苦しみを。



ダンスをする事によって紛らわせる。



しかし、その感情の全てが。



このアフロの中に流れ込んで来てしまう。




沢山の思いが。出来事が。



まるで自分で経験したかの様に。



鮮明に、頭の中を駆け巡ってゆく。




様々な思いの中には、様々な"正しさ"が存在し。



正しさは、どの世界でも【正義】と呼ばれる。




「ゴフォ、ゴホッ、」




その正義に囚われて、目隠しをされてしまうと。



それ以外は、何も入って来なくなってしまう。




誰かがその目隠しを外してあげる事が出来れば。



違う考えや。価値観。見方。が、ある事に気付く。




冷静になり考える時間が、



時として。必要なのだ、、




歯痒い事なのだが、



ずっと。その手助けを出来る訳でも無ければ、



間に合わない事の方が多い。




、、結局は自分でどうにかしなくてはならない。




解決への道筋を。そっと、見せてあげるだけ。



後は、自分で決断するしかない。




だが。もしも仮に歩みを止めてしまったら。



先へは進めなくなってしまう。




立ち止まり、また。歩めれば良いが。



道を、踏み外してしまう事もある。




落ちたら。



簡単には、這い上がれない。



容易では、無いのだ。




だからその前に。



手を差し伸べるんだ。




みな、脱け出せない穴から。



誰かが引っ張ってくれるのを。



きっと。



待っているのだから、、
























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