踊れない
魔族女「どうして、私を助けたの?」
「誰かを助けるのに。
たいそうな"理由"なんて。
必要ないのさ、ベイビー。」
魔族女「私。
死にたかったのに、、」
「チッチッチ。
ノンノン!ベイビー。
何があったのかは、分からない。
けど、涙なんかは似合わないぜっ?
命ある者。いずれ死ぬ。
それを先急ぐ必要は無い。」
魔族女「だって。辛いの!
私。もう、生きられない、、」
「生きるって事は辛い事がセットだ。
辛い事があるから。
小さな幸せに気付く事が出来る。
もしも、幸せな事ばかりだったら。
その小さな幸せに気付く事が出来ない。
ほら、そこの花を見てごらん?」
魔族女「、、えっ?」
「こんな小さな花だって。
一人で綺麗に咲いて居るのさ。」
魔族女「ぅん、、」
「ベイビーも。
こんな風に、綺麗だよ。」
魔族女「ぇっ、??」
「カモォン!ミュージック!!」
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
魔族女「ぇっ!??」
「イェア!カモォン!!
アン!イェエ!オン!」
魔族女「身体が、、勝手にっ。。」
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
私は忘れない。
彼と踊ったあの時を。
この気持ちが何処から。どうやって。
私の元へとやって来たのかは分からない。
けれどきっとそれが何なのかが。
いずれ。分かる事になる。
「イェア!カモォン!!
アン!イェエ!オン!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます