第12話(重度下ネタ注意、苦手な方はお控えを)
「あぁああ〜」
俺はオジサンみたいな声を出す。
明日はフィアから招待状が来てるからフィアの家に行く予定だけど……。最近の調子だと何かが起きそうで怖いんだよね。
何かが起こったらと思うと胃がキリキリする。
「兄様〜入って良いですか?」
「何言ってるの?」
「そ、の……お風呂一緒に―――「いや、駄目だよ?」」
いくら妹でもお風呂一緒は許されないだろ。
「じゃあ、入るね―――「ちょっ!?母上〜!!」」
「どうしたのベリル?」
「ルキナが!風呂入ろうとしてる!俺居るのに」
「あら〜」
「なんとか言ってあげて!」
俺は母上に大声でチクる。
「ルキナ入って良いわよ!」
は?待って待って母上!?気が狂った!?
「ちょ、待った待った!母上!?」
「ルキナは義理の妹だしルキナが望んでいるなら結婚しても良いんじゃない?皇国は一夫多妻制度を取っているんだし」
……終わった。味方が消えた。
いや、でも流石にルキナもタオルの1枚や2枚を着けて来るだろう。
「兄〜様♡」
母上のGOサインですぐさま入ってきて俺に背中抱きついたルキナ。
背中にはどう考えてもタオルの感触は無いルキナの絶賛発育中の胸が俺の背中に強く押し付けられたことで俺の淡い期待は儚く散った。
「ルキナお風呂入りたいんだけど」
「むぅ、私も体洗って入るから待っててね」
俺はとりあえずお風呂に一次避難する。
『ガチャン』何かの鍵が閉まる音がした。
「お嬢様ベリル様、仲良くお楽しみくださいね」
「っ!?」
俺は浴場の扉についている鍵を見ると赤いマークが出ていて外鍵を閉まっていることを物語っていた。
「兄様〜密室に2人っきりだね!」
しまった―――。
「はいはい」
俺は平然とルキナに返事をするが正直言って普通にヤバい。
さっきルキナにキスをされたときから理性が吹き飛びそうだ。
恐らく俺が魔法で制御してなかったらルキナを襲っていた。
俺だって男なのだ。ましてルキナはスタイルも良いし顔も良い超絶美人。
本人は自覚しているのだろうか。
「兄様〜!入るね」
体を洗い終わったのかルキナがお風呂の中に入ってきた。
「ちょっ、お前……」
ルキナは当たり前かのように俺の太腿の上に面と向かって跨る。
先程と違い服をお互いに着ていないからかルキナの女性らしい柔らかな肌の感触が直に伝わる。
「兄様ぁ♡ちゅ」
俺の唇にルキナの唇が重なる。
「ちょっとっ!」
俺は顔を背ける。
「兄様、好き♡私だけを見て?」
ルキナが俺の顔を無理矢理向けた。
「最初は家族愛だと思ってた兄様には沢山助けて貰ったし、けど……違うってこの間気がついた、兄様が死神から私達を護ってくれたのを見て気付いた」
ルキナが俺に抱きつきながら耳元で囁く。
けれどこの間にもずっと正面からルキナの胸が押し付けられているわけで……ほぼ内容は頭に入ってこない。
「異性として好きなんだ!って、大好きだよ兄様♡」
ルキナが再び俺の唇を塞ぎ今度は舌で俺の口の中を蹂躙する。
「!?」
「んぅ、んっ!」
ルキナの体を見ると火照っているように見えた。
「ちょっと、ルキナ!?これ以上はまずい!!」
あぁ、ヤバい。理性が飛ぶ。
「兄様ぁ♡」
「ルキナ―――」
まずい……。
「んぅ!兄様ぁ♡」
俺は欲情に負けた。
「立ってる―――♡兄様ぁ♡我慢しなくて良いですよ」
「ちょ、っ!?」
「兄様ぁ♡ちゅ」
ルキナが俺にキスをする。
ほんとにまずい……。
「《
俺は魔法で自室に逃げた。
―――――――――
少しでま面白ければフォローと✧星評価✧をぜひ!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます