第14話

「はっ!!」


「おおっと!」


今俺はウルリと特訓している。マチは珍しく風邪を引いていて休みだ。


「よし、そろそろこの辺で切り上げよう。学校に遅刻するからな」


「はい!分かりました」


姉貴と違って素直だな。


「ん?」


「どうかしました?」「まずい。ウルリ気をつけろ!」


「え?」


その時、”クラーケンの手“が発動してしまいウルリを襲った。


「こ、これって?!っっ!!」



ウルリはどんな反応するんだろうか。


「あっ、こ、これ♡やば、い♡そこ、は♡」


素直な反応だ。


ウルリは果てて”クラーケンの手“も落ち着いた。


「ウルリ、すまない。俺は身体が小さくなると魔法が制限できなくなるんだ」


「いいえ、気にしないで下さい。気持ちよかったから・・」


「…」


「あの、これからも一緒に修行付き合ってもいいですか?」


「…ああ、いいぞ」




ウルリと一緒に登校した。


「あら、今日はマチと一緒じゃないのね」


「おお、今日は風邪で休みだ」


話しかけてきたのはチェリー・スモールだ。


「馬鹿は風邪ひかないって言うけど、もしかして仮病?」


(辛辣だなあ)本当に二人は仲が悪い。


「おい、お前さうちの姉貴の悪口言うってことは喧嘩売ってるって事でいいんだよ

な?」



「あなたはマチの妹のウルリね。学校でも評判の悪童よ」


「質問に答えろよ。喧嘩売ってるのか?」


チェリーも気が強いのでウルリに対して一歩も引かない。



「おいおい、こんな所で喧嘩するなよ。それにチェリー。今のはお前が悪い」


「…そうねお姉さんにお大事にって伝えといて、ウルリさん」


「チッ!」


ウルリも渋々ひいた。


「それより、アルバス。今日一緒に修行しない?」


「ああ、いいぞ」



「そっ。じゃあまた後でね」


チェリーは嬉しそうにしてこの場を後にした。


「私あの人嫌いです」


ウルリが気食わなそうに言う。


「お前は、そういう所もマチにそっくりだな」どうやらマチとチェリーの仲の悪さは


遺伝的なものらしい。



「というわけで今日の授業は実践訓練よ!」


今俺はナナリー先生と授業している。


以前は俺をいないものとして扱っていたが、あの事件以降接し方が変わった。


向こうから挨拶してくれるし、活力に満ちた態度と笑


顔を見せてくれるようになった。


「アルバス君は、身体が小さくなると魔力がコントロールできなくなるのよね」


「ええ、そのせいで色々と困ったことが起きてるのです」


それは、ナナリー先生もよく知っている。


そのせいで俺は先生に嫌われたのだから。


まあ男子生徒からは感謝されたが。


「ではコントロールできるように鍛錬をします」


「でも、いいんですか?」



「いいのよ、生徒が成長しなくては学校に通う意味がないでしょ?」


ということで俺は魔力使い身体を小さくした。


「やっぱり中々コントロールできないな」


雷や火を出しても思う様に操作できない。


「アルバス君、呼吸を意識して。基本を大事にしましょ」


ナナリー先生がアドバイスした通りにすると少しコントロールできるようになった。


「そう、その調子よ!」


先生も嬉しそうだ。俺も更に魔法を繰り出す。


「“プラントスメル”」


一個の発芽を召喚し、殻が開く。すると花粉をまき散らした。


(あっ、やばい)



「な、何この甘い匂い」先生は花粉をもろに吸い込んでしまった。


「はぁ、はぁ、何だか身体が熱い…」


先生は身体をモジモジさせ俺に熱い視線を送る。


「アルバス君、私もう…」


ナナリー先生は服を脱ぎ、下着だけになった。


ちなみに色は黒でスケスケだ。


(やっぱりナナリー先生はエロイなぁ…)


もしかして結構溜まってるのかもしれない。


「アルバス君…」


先生は身体が小さい俺を押し倒した。


先生の下着の一部がぐっしょりと濡れているのがはっきりと分かる。


(こりゃあ、役得だ)


あと一歩というとき花粉の匂いが収まった。


それに比例して、先生も理性を取り戻した。


「教師と生徒の不埒な行為は校則で禁止ですよ」


そこにはチェリーがいた。


「チ、チェリーさんあなたなぜここに!?」


先生は慌てていた。


「何か変匂いがしたのでここに来ました」


「そ、そう」



先生は気まずそうにして下を向いた。


「なあ、チェリーこれはさ」


俺が弁明しようとすると


「分かってるわ。このことは胸にしまっておく」


「そうか、ありがとう」


俺は礼を言うとチェリーは足早に去った。


「あの、先生」



もしかして嫌われたかもしれない。


「アルバス君。さっきの事は気にしないでね。それより段々とコントロールできて

いるわ。自信を持って!」


先生は俺を抱き締めて語りかけた。(先生、胸が柔らかいな)俺は、楽しんだ。



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