第15話 『世界』のスキルはちょー多才!

「さてと、泉の近くで寝ると身体が軽く感じるんだよな…『聖界』の効果か?ま、それは置いといて、やっぱり寝た後は、MPが全回復してるな。時間経過か睡眠か。検証が必要だな。それに今から全MP使うし。」


そう独り言を呟いた九雲人は『異界』のゲートを開く。


「ラノベものでよくある、3大チート、鑑定、転移、そして収納。異界にアイテムを置いておけば、収納の代替だいたいとして使えるんじゃないか?」


そうしてメモ帳を置いて外に出る九雲人。ゲートを消して、もう一度ゲートを開く。そして中に入ると、普通にメモ帳が置いてあった。


「よし!少し身体がダルいが俺の考えは当たったようだな!魔力を使い果たした際の副作用も知れたし、一石二鳥だな。


でもこの草の生え方だと置いた荷物が分からなくなりそうだな……。あ、普通にスキルに命令出せば良いのか。


えー『世界』は広がるのをストップ。

『青海』は海が陸の50センチほどまで溜まった後は、噴水みたいに少しずつ水を出す感じで。『聖界』は広がるのをストップして、大地のあるところと泉を全力で浄化して。っと、こんなもんかな」


あれ?これ『青海』は水魔法、『聖界』は浄化魔法的に使えるってことは、『世界』は土魔法みたいに大地を盛り上げたり、土を飛ばしたりできるのでは?しかも魔法スキルじゃないから魔力も使わないし、切り札になるかもしれない。さっそく検証!


「『世界』!目の前の土を盛り上げて土台を作れ!」


ズズズズズ…と、大地が盛り上がりちょっとした台が出来た。なら次は。


「次は正方形の箱を!俺が入れるくらいの箱を作れ!」


ドドドドドドドド…と、さっきよりも大きな音と共に四角い土の箱が出来た。


「……よし、ここを家兼倉庫にしよう!」


この箱の中にスマホやら予備のペンケースやら、予備の手帳をしまって家兼倉庫から出る。

そういえば『世界』を通常の世界でも使えるか確認しないとな。魔法でいうと土魔法みたいなことをできるのかな?

いや待てよ?草木が生えてたよな?なら植物魔法的な1面もあるのでは?


「俺の目の前の草を成長させろ!」


凄い成長した。これは凄いことなのでは?今この『異界』の中には謎の草と謎の低木しか存在しない。なら、外から薬草の種とかを手に入れればこの『異界』がもっと有用になるかもしれない!


ああ考え出したら止まらない!でもお腹が空いてきたから出しっぱなしのゲートを通って部屋に帰る。

そして結局夜なのでまた寝る!




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明日も投稿されますが、ストーリーに関係はあまりないので、その後は通常通り3の倍数の日投稿となります。

今後もストーリーに関係無い話は投稿する日が変わる可能性があるので、悪しからず。


by 村人傭兵A


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