第6話 情報はちょー大事!

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粟瀬九雲人あわせくうとold 17 

Human  Level 1

job『学生』

HP 25/25  MP 20/20

STM 5  STR 7 SPE 6 PRO 4   MSTR 7 MPRO 12 LAC 4

STP 0


SKILL

偽装ぎそう』AP 『記録』P

『せいかい』AP 『正解』AP


USKILL

『瞬間記憶』AP 『組換くみかえ』A

『青海』A 『星海』A 『聖界』A 『星界』A 『世界』AP 『異界』AP 

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これ使えるかな?『世界』とか『異界』とか使ってみたいな〜。あとステータスが変わってるよな。スキルを手に入れるとステータスが変動するのか?いや、『ユニーク』スキルを手に入れたからか?検証を…。


「皆さん!本日から皆さんが宿泊する部屋の準備が整いました!それぞれの騎士の指示に従ってください!」


王女様が声を上げた。


「みんな!先生と騎士様の指示に従って静かに移動してください!」


天聖も声を上げた。ふたりともそこらの大人よりも威厳とか、リーダーシップがあるよな〜。

と、騎士様がこっちに来た。


「2年3組の皆さんはこちらに着いてきてください!」


呼ばれたし行くかな〜。スキルの検証がまだ終わってないんだよな~。なんだよ『世界』って、

超気になるじゃん。早く部屋着かないかな~

って、部屋ってひとり部屋か?もし相部屋だったら検証出来ないじゃん。


「すみませーん。部屋って個室ですか?それか相部屋?大部屋で雑魚寝とか?」


ナイス名前は忘れた女子生徒!


「安心してください。それぞれ個室ですよ。その代わり少し狭くなりますがご了承くださいね。」


おお!これは素晴らしいな。なら夜は思う存分スキルを検証してやる!と、その前に天聖にステータスの情報を書いたメモを渡しておこう。(生徒会書記にとって、メモ帳は必需品であり、常に懐に入れてある)

メモの内容は

『全ての内容にはおそらくや多分が付くと思うから考慮してくれ。

ステータスのoldは年齢。その次は種族。

次がレベル、レベルアップの条件は今のところ不明、だが推測では生物の命を奪うことだと思われる。

次がJob…職業だがどんな作用があるかは不明だ。予想ではその職業に応じたスキル入手に補正?

HPは体力、0になった場合の作用は不明、だが最低でも気絶、もしくは死だと思われる。

MPは魔力?使用用途や回復速度は不明、0になった場合の作用も不明である。STMはスタミナ? STRは力、SPEは素早さ、PROは防御力?

MSTRは魔法攻撃力?MPROは魔法防御力?

LACは幸運?

STPはステータスポイント?もしステータスポイントならレベルアップ時に手に入れ、ステータスポイントを使ってステータスを伸ばすものだと考えられる。

スキルはこれまでの経験が一定以上の熟練度に至った場合にスキルへと昇華するのでは?要検証

USKILLはユニークスキルだと思われる。これは経験ではなく才能に左右される可能性有り。ユニークスキルが本当にユニーク(世界で1人だけが所持しているスキル)の可能性はあるが絶対とは言えない。もし持っていたら信頼出来る者以外に伝えることは推奨出来ない。

ひらがなのスキルは正直意味が分からない。自分にはあったが他人も同じとは言えない。検体不足。持つ人物がいたら教えて欲しい。』


よし!これで渡しに行くか!


「騎士様すいません。自分は生徒会、生徒の代表のようなものに所属している九雲人と申します。生徒会の代表に渡さなければいけない物があるので渡しに行ってもよろしいでしょうか?」


「おぉ、クウト君か。君は礼儀正しいなぁ。すぐに済む用事ならいいぞ」


「ありがとうございます」


よし、渡しに行くか。


「おい天聖」


「なんだい九雲人?」


「これ、俺の持つ情報を軽くまとめてみた。まだまだ荒いが今はこれで満足してくれ」


「へー、これは、あー、うん。いいね、最高だよ。よくこの短時間でここまで集めてくれたね。あー、そうそう。ひらがなのスキルは僕も持ってたよ」


「へー、どんなか聞いてもいいか?」


「『い』だよ」


「『い』単体か?」


「うん」


「ますます分からんが、これも情報だな。ありがとよ。あーこれも伝えとくな、俺のスキルはひらがな合わせた2ユニークは1だ」


「そうか、僕は6とU2だよ。おっと騎士様が呼んでるよ、またね九雲人」


「教えてくれてありがとな、またね天聖」


俺は駆け足で騎士のもとへ向かう。スキルが8つか…。多分、天聖が勇者だろうな。なら俺は…イレギュラーってとこかな。


「よし!集まったな!これから部屋に向かうぞ!」


「「「「はい!」」」」


今は昼ってとこかな。あー早く夜になんねぇかな〜。検証が待ち遠しい!

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