第38話 ありがとう

ーーー彼女は鏡を見て優しく笑った。

その顔はとても美しかった。

そして彼女は傷のあった部分をさわり

ながら言った。


◇黒き九尾の狐

「ふふっ…、この傷がこんなに、すぐ消えるなんて、不思議ね。あんなに悩んで苦しんでいたのにね…」

◇黒き九尾の狐

「林田、傷を消して(治して)くれてありがとう」

◇黒き九尾の狐

「これじゃあ、またこれから、生きていかなきゃね、でも、顔の傷なくなった事が、とてもうれしいくて、早く色んな所に行きたいわ、本当にありがとう」


○林田ちゃん

「いえいえ、またけがをしないようね」

○高橋さん

「林田ちゃん、相変わらず言葉がきついわね」

■橘(たちばな)さん

「まあ、それが林田ちゃんのいい所だから」

○高橋さん

「色んな所に行きたい…か、海とかいいかもしれないわね、とてもきれいな所よ」

■橘(たちばな)さん

「おー、俺は山がいいなぁ、どうだ?」


そんな、たわいもない話をして、この「黒き九尾の狐事件」が、解決したのであった。


そして、カフェでのウワサで、海に九尾の狐

が、いたと言う話を聞いた、その事を聞いて私達は優しく笑った。

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