あったらイイネ登場人物一覧表
ハヤカワミステリとか創元推理文庫とか紙本の表紙裏または本文開始前に「主な登場人物」が箇条書きになっているものがある。
とても便利だ。
海外ミステリーに多いから、おそらくは海外の名前がなかなか覚えられない読者のためにもうけられたものだろう。
今や日本のミステリーでも登場人物一覧表があったりする。本格ミステリなら必需品とも言える。
これについては賛否両論があるだろう。ミステリーの場合は人物一覧の順番に気をつけなければならない。
テレビドラマではせっかくのミステリーが俳優によって犯人がだいたい予想がつくという欠点があった。昔の二時間ドラマでは特にそうだ。
連続ドラマの場合、誰が犯人でもおかしくないような俳優陣を揃えたとしても、やはり重要な役を割り当てられた俳優は、エンディングのエンドロールでそれなりの扱い(最後に名前が出るとか、最後から二番目に出るとか……)をされたりすることがあった。
一画面に四名並んでいて、そのうちの一人だった、というのは稀だ。最近はそうした配慮をしているかもしれないが。
ミステリー小説の登場人物一覧も順番に気をつかわなければならない。
しかし登場人物一覧はあった方が便利だ。読み仮名がついているとなお良い。
誰だったっけ? と前のエピソードを探す必要がなくなる。
問題はどこにそれを用意しておくかということになる。
1. あらすじの欄にいれておく
2. ひとつのエピソードとして登場人物一覧表をいれる
3. エピソード毎に「前書き」(残念なことにカクヨムには前書き後書きがない)にそのエピソードに登場する人物一覧をいれる
それぞれ一長一短があるだろう。
1. あらすじに入れるとあらすじが長くなる。それを見てどう思うか。
うわ! すごい気合が入った大河小説! って思うかもしれない。もし100万字超えの大作なら読むための気力体力を用意しないといけないかもしれない。
2. ひとつのエピソードを割いて登場人物一覧を入れる。問題はどの段階で?
いきなり第一エピソードにプロローグではなく登場人物一覧が出たらどう思うか。
いや、人物は小出しに出すから最初に一覧はおかないだろう、って人もいるかもしれない。
ある程度物語が進んでから「ここまでの登場人物」を入れている人が多い気がする。
3. 前書き後書きがある投稿サイトなら前書き後書きにいれるのが良い気がする。
パソコンで読む場合は別タブに登場人物一覧のページを用意しておくと良いかもしれないが、スマホの場合が問題だ。やはり前書き後書きにその都度入れておくと良いのかもしれない。
前書き後書きがないカクヨムの場合は、本文内を線で区切っていれるしかないのだろう。
ここで他の投稿サイトのことを書くと叱られるだろうが、NOVEL DAYSには登場人物一覧を設定する機能がある。本文を読む画面の上に登場人物のボタンがあり、そこを押すと一覧が表示されるというものだ。実に便利だ。
しかし設定が少々面倒で、実際に設定している人は少ない。
登場人物ひとりひとり名前をうちこみ、顔画像を設定する。顔画像は自前のものでもデフォルトで用意されているものもある。イメージに合わないものが多いから自前で用意できなければたいていシャドウ画像(髪型がわかるが黒く塗りつぶされ顔はわからない)を使うひとが多い。
しかしそれでも何十人も設定するのは、設定するのが面倒なだけでなく、読む方も見たい登場人物を探すのに時間がかかるだろう。
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