第4話 テストを終えて、夏休み突入!

新しい友だち(るりさん)ができた。

最初は、桜さんを急に煽ってくるやばいやつ、って印象でしたが、話してみるとまさかの、同じ中学の女子生徒だった。

僕と同じ図書委員の女の子。


知らなかったとはいえ、最初はこっちも悪い態度だったな。


これから、少しずつ桜さん含めて楽しい学園生活を、送れるだろう。


そんな出会から数ヶ月経ち、蝉の鳴き声が響いてくるようになってきた。


衣替えも終わり、みんな涼しそうな格好だ。


半袖でも暑いなって思うから、Tシャツで過ごしたいな。

でも、それは校則が許してくれない。


そろそろ中間テストが来ると、先生が言っていたな。


授業も終わり、みんなが下校し始めていた。


るりさんが急いでこちらに近づいてきた。


みんな、テスト期間は暇?


その質問で、僕はなにが言いたいかはすぐに理解した。

僕は、二つ返事で、暇だよと答えた。


桜さんは?


桜さんは、びっくりした様子でこちらを見ていた。

え?私にも聞いてたの?

暇です。


そう答えたら、るりさんが勉強会しようって提案してきた。


でも、どこでやるの?

そう聞き返したら、るりさんはファミレスに行くか、図書館に行くか、誰かの家に行くか、選択肢はそのくらいだね~。


誰かの家?

僕の家は、掃除しないとだな。

そう考えていた。


とりあえず今日は、ファミレスに行こう!

桜さん大丈夫?


私、ファミレス行くの初めてです。

学校が終わったらいつもすぐに帰宅するので。


家に連絡してきます。

そう言ってすぐに教室を出ていきました。


とりあえず、その間に拓也と祐介に連絡するか。


頼んだ~。


二人も二つ返事でOKだった。

相変わらず良い奴ら過ぎる。


全員で近くのファミレスに移動して、勉強会が始まった。


みんな勉強道具を出している中、ファミレスと言ったらやっぱり、ジュースだよね。

みんな何を飲む?


オレンジ、紅茶、コーラ、と各々が好きなジュースを選んだ。


誰かは変なジュースをブレンドするのかと思ったが、今回はそんなやつはいなかった。


勉強は、祐介と僕と桜さんは問題なかったが、るりさんと拓也は少し苦い顔をしていた。


みんなで一緒に勉強してると、自分も復習になるからいい勉強方法だと言われるが、本当にそのとおりだと思う。


とりあえずみんないい感じに勉強が進んでるみたいでよかった。


テスト勉強のお陰で、しっかりみんな平均点以上でテストが終わった。


テストが終わったらいよいよ夏休みが来る。


夏休みは特に予定が無いと思っていたが、終業式の日にみんなで遊ぶ日を決めようとなったので、最初は初日に夏休みの宿題を終わらせよう、と話していた。


そして、みんな集まることにしたんだが、図書館が閉まっていた。

たまたま設備の点検で、1日閉館でした。


こんな暑い中来たのに、どうしようってなった時、桜さんが私の家近いので、そこで勉強しますか?と提案してくれた。


みんなお言葉に甘えて、桜さんの家で勉強会が開始しました。


でも、やっぱりわからないところがあると止まってしまう。


それと、夏休みの宿題思ったより多い。

だから、何日かに分けて宿題を終わらせようって話になった。


それから、宿題を各々やったり集まってやったりして、終わらせることに成功した。


誰かは最後まで、残してしまうことになりそうって話だったから、みんなで終わらせたのはいい判断だった。


るりさんが、最初に終わらせようって話をした理由は、夏祭り花火大会があるので、それに気持ちよく行けるようにするため。


最初に、るりさんから宿題を、早く終わらせる提案が出ることは、みんなびっくりしていた。

もちろん僕もだ。


花火大会なんて、中学の頃は同じクラスのやつらとしか行ってなかった、まさか女子と一緒に行く日が来るなんてな。


そして当日、みんな集まった。

桜さんとるりさんは、浴衣を着ていて、めっちゃ可愛かった。

桜さんの家で、二人とも浴衣を着付けてもらったらしい。


花火大会では、屋台がたくさんあったけど、僕の好きな屋台はフランクフルト。


るりさんも桜さんも、楽しそうだった。


男たちは、ボディガードと荷物持ちをしていた。


なんだかんだみんな楽しんで、花火を見た。

勉強も忙しかったけど、みんなで花火を見れてよかった。


夏休みの一大イベントの、花火大会が終わりそのあとは、ゲームしたりカラオケ行ったりと、たくさん遊んだ。


高校生活最初の夏休みは、とてもいい思い出が残った。

あっという間に夏休みも終わり、学校が再開しました。


次に来るイベントは、体育祭と文化祭です。

1年生編は後半戦へと移行する。

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