第2話 新たな出会い

春、高校生になった光司は、入学式のため高校へ向かっていました。


同じ中学の友達「拓也」、「祐介」が前を歩いてるのが見えました。


おはようと挨拶してから、一緒に学校まで行った。

道中、春休みの話をしたり、また同じ学校で楽しく、過ごせたらいいなって話したりしました。


クラス発表を見ると、同じクラスじゃなかった。


拓也と、祐介は同じクラスだったのが、羨ましかった。


はぁ知らない人ばっかりだ。

そんなことを思いながら、教室に向かいました。


教室に入ると、同じ中学だけど話したことの無い人や、別の中学から来た人がいました。

その中に、春休み中に出会った、あの女の子もいました。


黒板に貼られている座席表を見ると、どうやら彼女は僕のとなりの席らしい。


ラッキーと思う反面、こちらは覚えているけど、相手が覚えてなかった場合、急に話しかけたら相手は警戒するかも。

なんて思ったりして、なかなか話しかけることが出来ませんでした。


あっという間に入学式も終わり、解散の流れになりかけていました。


意を決して僕は、その女の子に声をかけました。


久しぶりですね。君もこの高校に来てたんだ。僕のこと覚えてますか?


相手は優しい声で、「はい」と答えてくれました。


私は、春休みの間に引っ越してきたので、ここに友達はいないんです。

友達を作るのが苦手なので、あんまり声をかけられないの。

話しかけてくれてありがとう。


いえいえこちらこそ、なんて言ってみたけど。

僕もこの教室に友達がいないのは一緒だ。


急ですけど、僕と友達になってください。


女の子は「ぜひお願いします」と返事してくれました。


私の名前は、「桜」です。

まぁ全体の自己紹介があったから、知ってるかも知れませんが。


僕は、「光司」です。

まぁ君も同じように、知ってるかもですけど。


これから、よろしくお願いします。

こちらこそ。


そんな話をしてると、別クラスになった拓也と、祐介が教室に来ました。


帰ろーぜー。


ん?

誰誰誰?


二人は興味津々に近づいてきました。


紹介する、今日友達になった、桜さん。


はじめまして、桜です。

お二人は、光司さんのお友達ですか?


あ、はい。そうです。


こいつらは、拓也と祐介な。


みんなではじめまして。よろしくお願いします。って言い合ってた。


突然の出会いではあったが、高校生活はいいスタートを切ったなと、思いました。


帰宅してから今日のことを振り返ったり、ゲームしたりして、寝ました。

疲れていたんでしょうね。


これから、高校生活スタート。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る