第8話 にいにいCOFFE
だからよお、
世界中に癒しを届けるのが俺たちの使命なわけ。
忙しい朝でも、一瞬ホッとしてしまう、であるよねえ。
疲れた時だって、元気出てしまうから。
そんなにきばり過ぎんでいいから、一息ついてよ。
お喋りする時には最高であるさ。
え、喋りたくない時はどうかって。
黙っていたって全然大丈夫さ。その方がカッコいいよね。
出掛けた時にはよ、コンビニだろうが、おしゃれなレストランだろうが、
海だろうが、山だろうがよ
いつでもどこでも、
もちろん部屋にいても、
俺らは側にいるわけよ。
寒い時には温めてあげるし、
暑い時には火照りを鎮めてあげる。
ね、オレのこと、いいヤツだなって思ってしまったよね。
参ったな。
いつだって、こんがり焼けた肌にみんなうっとりしてしまうのさ。それに、
燻した香りが素敵って、目を細める人もいるわけよ。
苦味走った大人の味ってやつ、最高っしょ。
でも、それだけじゃないよ。
甘く優しい所もあるわけさ。
ちょっとお茶しない?って言っても、
大抵の人は、お茶よりオレら選んでしまうんだよね。
いや、参ったな。モテてしまって。
ところでさあ、
お嬢さん、お茶でもしませんか。
え?
あげー、ウソでしょ、日本茶飲むの?
ほら、こういう時は、珈琲でしょ、Coffee。
え、苦いね?ミルクとお砂糖入れたらいいさ。
え、暑苦しいから、いらない。
そんなこと言わんでよお
コーヒーブレイクしようさあ・・・
美味しいからよ
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