第8話 スーパー強盗
ソーダアイランドの中心街に来たセレナとハンマードの2人。
「おい俺の足を踏むなバレてんぞ!」
↑ハンマード
↓セレナ
「踏んでませんがー?」
地図によると、街の奥の方にアイス屋があるらしい。
だがこの街は階段だらけで、地図を見ても全然わからない。
「上行って下行って右左右左?わからん」
「飛べば一瞬ですよ。早く私の箒に乗ってください亀さんw」
「舐めてんのかテメェ…」
ズドカァァァァァァァァァァァァァァン
突然、近くのスーパーから爆発音が聞こえた!
店の中には強盗がいる。
「(なんでスーパーなんでしょうか?)」
「(やべ、強盗じゃん。なんで…)」
「動くな!早く店のシャッターを閉めろ」
強盗が店長に叫んだ。店長は慌ててシャッターを閉める。
「ヒィィィィィィィィィィィィ、やめてくんなはれェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ!」
↑店長
↓強盗
「うるさい。静かにしろ」
「すびばせェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェん!」
「おん、静かにしろ」
強盗は壺から幽霊が伸びているような姿であった。
セレナが杖を構え、ハンマードと共にシャッターが閉まる前に強盗へ近づき尋ねる。
「すみませーん、なんでスーパーで強盗しているんでしょうか?」
「あ⁉︎」
強盗は答えた。
「この国には銀行が無いんだよ!!」
「な⁉︎」「なんだと⁉︎」
「なぜかと言うと、この国って綺麗な海があるのに誰も海水浴してないんだよ。炭酸だから。
んで政府が無理やり住民を海で遊ばせるために、住民から娯楽に必要な金や銀行なんかを消しているらしい」
「それでスーパーしか強盗する場所が無いんですね〜。
まぁ強盗の時点でヤバいと思いますけど」
「俺は
↑ハンマード
「私ヤバくないです」
「嘘つけッ!」
↓強盗
「どうせ警察は俺の事を捕まえられる訳無いし、俺の名前を教えてやるよ。
俺の名はオンネンネン。野菜を強奪しに来た。これでも喰らえ」
強盗オンネンネンの胸から、謎の青い光が放たれる。
その光に当たった客や店員は、全員その場で眠ってしまった!
「えぇ…寝ちゃいましたね〜」
「そうだ、俺の光は照らされた者を眠らせるのだ。
睡眠導入…略して“すいどう”」
「きったねぇ」
「お前らも眠らせてやるよッ!」
オンネンネンが光をセレナへ向ける。
だがセレナはバリアを貼った事で光を防いだ。
そしてハンマードがハンマーを構えてオンネンネンに襲いかかる。
「おりゃっっ!」
「甘い!」
バゴォォォォォォン
ハンマードは
「え、弱っ」
↑セレナ
↓オンネンネン
「お前もだ!」
セレナが彼に向かって魔力の弾丸を飛ばす。
その弾丸を全て吸収してしまったオンネンネン。
「俺は無敵だァァァァァァァァァ!どうだ⁉︎すごいだろ…」
「ヒィィィィィィィィィィィィ、やめてくんなはれェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ!」
↑店長
「うるさい。静かにしろ」
「すびばせェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェん!」
「おん、静かにしろ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます