W2 ソーダアイランド
第7話 炭酸の海と魔女
モコロー、ロック、ハンマード、ナルたちは海へ来た。
ここに2人目の
4人は宿に泊まり、
「陸が ほとんどねぇ…」
ロックが呆れた。
この国には陸が ほとんど無い!どこを見ても海海海海海。
「しかも炭酸でできた海だから泳げないじゃん」
「もはやドリンクバーだな。あー飲みてぇー」
「なんかロックって、モコローとハンマードの保護者みたいだねぇ」
↑ナル
↓ロック
「俺は望んでないけどな⁉︎早く自立してくれと…」
海が近いので波の音が聞こえる。波の音が彼らを和ませた…訳無かった。
「暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い」
↑ハンマード
↓モコロー
「セミみたいだね」
「(やかましすぎる…)」
↑ロック
「へぇそんなに暑いんですか。私は涼しいんですけどねぇ〜」
いきなり扉を開けて、部屋に入ってきた知らない人。
「「「「誰?」」」」
「私は魔法使いです。魔法の力で冷風を自分の周りに発生させているので、涼しいんですよね〜」
「「「「は?」」」」
「どうも、セレナと申す者です。では…」
セレナというサングラスと蝶ネクタイをつけた、てるてる坊主のような姿の魔法使いが彼らの部屋を出ていく。
ハンマードが彼女の体を掴んだ。
「えっ、な、なんですか///」
↑セレナ
↓ハンマード
「おい何しに来たん?」
「暑さに苦しむ人たちの顔を見に来ました」
「性格悪すぎだろ」
「なら冷風を発生させる魔法を教えますよ、私に勝てたらですが」
「やってやろうじゃねぇか」
2人はボコし合う。
↓セレナ
「くらいやがれ!超必殺 飛○文化アタック!」
「暴れないでください こんな狭い部屋で!」
↑ロック
「仏教文化の重みを知れーッ!あ、避けられた 背中痛ーっ!」
ズドォォォォォォォォォン
セレナが壁に激突し、隣の部屋にいた客人を怖がらせた。
ハンマードもドン引きした。
「何やってんの…お前」
「くっ、魔法使いとして見苦しい…!」
1番ドン引きしているのはロックとモコローとナルだ。
そしてモコローが持っていたアイスキャンディーが、衝撃で床に溢れ落ちる。
「あ、アイスがぁぁぁ!
ねぇハンマード、セレナ、アイスキャンディー買ってきて」
「え、俺も?」
「なんで私が そんな事せにゃアカンのですか」
「えーだって暑いから外出たくないんだもん。あとアイスを床に落とした原因は2人だし…」
セレナを魔法の杖を被っていた帽子の中から取り出し、ハンマードの方へ向けて言った。
「この人が超必殺 飛鳥○化アタックを誘発したんですよ⁉︎」
「まず超必殺 ○鳥文化アタックって何…」
「魔法使いなら誰だってできる肉弾戦のための魔法です」
「名前ぐらいは変えた方が良かったと思うよ」
「それはそう」
↓ロック
「お前ら静かにしてくれ…集中できないからさぁ」
「何に?」
「サイゼのメニュー番号覚えるのに」
「なんで⁉︎」
「なんか悪いか?俺の趣味なんだが?」
「それは ごめんね邪魔しちゃって」
「もう2人でモコローのアイス買いに行った方が早いから、とっとと行ってきてよ!」
↑ナル
ハンマードとセレナは返事する。
「「うぇい」」
「そんな風に返事する人初めて見たよ」
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