第4話

 結局のところ激しい筋トレをやってもダイエットにさほどの効果がないと聴いた。

もちろん二十一世紀の令和を迎えたので科学的根拠から判明した事実は昔と異なる。


 腹部が膨れ目立つ内蔵脂肪を減らそうと考えて何百回腹筋をやろうとも瘦せない。

それでも有酸素運動をやっていればいいわけじゃなくて最低限度の筋トレは必須だ。


 難しい話でもなく太陽光を浴びながら短い時間でもいいから散歩を楽しめばいい。


 また重大な健康の問題を抱えないために生活習慣改善が求められる時代になった。

つい先日……内臓脂肪減少薬アライがドラッグストアで販売されることに決定した。


 それなりの即効性を得られる代償に副作用も大きいため服用に注意が求められる。



 過剰なトレーニングは逆効果になるから部分的ダイエットはあまり推奨されない。

メタボリック・シンドローム定義なら男はウエスト85センチ女が90センチ以上。


 呼吸するだけで活性酸素が発生して老化するために抗酸化作用の栄養素は必須だ。

お菓子などの脂質・糖分が高い食品を過剰摂取すると老化促進されることも問題点。


 もちろん昭和時代に常識だった喫煙と飲酒が最も悪いとされて運動は必要になる。

規則正しい生活を心がけネガティブ思考と言動を減らしスマホを触りすぎないこと。


 さらに早食いをやめて咀嚼することに加えて口腔ケアがストレス軽減にも繋がる。


 十分すぎるぐらいにお茶や水を飲んで一定以上の野菜を食べ身体を温めることだ。

健康寿命を延ばし医療費削減による社会制度維持が叫ばれる少子高齢化時代がきた。



 キャビテーションと呼ばれる特殊周波の超音波で脂肪細胞を照射する方法がある。

機器で他細胞に損傷を起こさず安全に脂肪のみを溶解し減少する方法とされている。


 脂肪吸引手術は高額で弊害に内出血や皮膚の張りがあり消毒や入浴制限も起こる。

運動の制限に加えて痛みや痺れなど後遺症もあるからもちろん手術同様に恐ろしい。



 もちろん脂肪燃焼に効果があるのはカロリー制限より運動量を増やすことだけだ。

脂肪燃焼効果は微妙すぎるし筋肉量増加は難しくてサプリメントは科学的じゃない。


 それでも中国人が古来から行う気功法……腹式呼吸が下がった内臓を押し上げる。

口腔ケアはストレスの軽減だけじゃなくて歯周病菌を減らすことで健康に直結する。


 自分の場合になるが子ども時代から太り気味で高校時代からバイク乗りになった。

仕事は日中ほとんどを快適な事務所ですごしながらストレスだけ高すぎる技術職だ。


 タバコは死を覚悟するぐらいにセキの止まらない状態が長引いて無理やり辞めた。

禁煙を心がけると同時に酒席が遠のいてパチンコ店に近寄ることもできなくなった。



 太り始めた要因は服薬の問題と運動不足に生活習慣があり……睡眠不足も大きい。

頭部骨折と脳挫傷で……事故後遺症と激務が絡みながら寝不足とか過食に起因する。

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