第2話
「腸内環境」……現実問題として病は気からじゃない。腸の働きが密接に関連する。
もう一つ別の意味で人間に最も必須であり不要な物質が「活性酸素」かもしれない。
これより以下の文は厚生労働省ホームページより抜粋。推敲して引用しています。
そのものズバリで「活性酸素」は大気が含んだ成分よりも活性化した酸素のこと。
また関連する分子や高い反応性の「酸素原子」それら化合物を総称した物質になる。
つまり活性酸素は呼吸で人体に入る大気の酸素より活性化した関連分子の総称だ。
不安定な成分で様々な要素とも反応しやすい性質を秘めた以下の4つとされている。
1.通常三重項に励起してできる一重項酸素(1O2)。
2.酸素が一電子還元された超酸化物スーパーオキシド(O2-)。
3.スーパーオキシドの不均化で生じる二電子還元種が過酸化水素(H2O2)。
4.過酸化水素より生成するヒドロキシラジカル(HO・)。
活性酸素は広義に生体反応で生じる「ペルオキシラジカル・アルコキシラジカル・ヒドロペルオキシド(過酸化脂質)」や一酸化窒素・二酸化窒素などが加えられる。
およそ20%の酸素を含んだ地球の大気を呼吸することで生物は活動を維持する。
外部から刺激を受けることにより酸素の一部が高い反応性の「活性酸素」に変わる。
活性酸素は細胞伝達や免疫機能として働きながら過剰な生成で細胞を変容させる。
ガンや心臓病に生活習慣病から老化現象まで人体には幅広い疾患をもたらす要因だ。
そのため人体に活性酸素から身体を防御する抗酸化防御機構(免疫力)が備わる。
活性酸素の生成が抗酸化防御機構(免疫力)を上回る状態が酸化ストレスとされる。
白血球が生成する活性酸素は人体の免疫機能や感染防御のため重要な役割がある。
細胞間のシグナル伝達(排卵・受精)細胞分化。生理活性物質で様々に利用される。
そのせいで活性酸素が単純になくなればいいという考え方はもちろん悪手になる。
活性酸素の生成から恒常性を維持するのは自己防御の抗酸化防御機構(免疫力)だ。
スーパーオキシドジスムターゼ。グルタチオンペルオキシダーゼなど内因性酵素。カタラーゼやビタミンC。Eカロテノイドにカテキンなど外因性抗酸化酵素がある。
これらの働きにより活性酸素生成を抑制して人体のダメージを修復して再生する。
活性酸素生成と抗酸化防御機構(免疫力)が複雑に作用して体内では常に変化する。
活性酸素増加で抗酸化防御機構(免疫力)のバランスを崩すと酸化ストレス状態。
通常なら人体は活性酸素生成と抗酸化防御機構(免疫力)のバランスが安定する。
紫外線や大気汚染に飲酒喫煙。薬剤過剰摂取により酸化ストレスがよりひどくなる。
また過度の運動やストレスも活性酸素を増やし酸化を引き起こす主要因に繋がる。
そのためにバランスがいい食事と適度な運動に十分な睡眠時間は必須とされている。
抗酸化防御機構(免疫力)を良好に保つことが酸化ストレスの防止に最も重要だ。
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