2.大昔の少しだけ後の話

ソレが人の前にすがたをみせなくなった少しあと、人間たちはソレを恐れ、神様に助けを請いました。しかし神様は,もう天の世界にかえってしまっていたので、下の世界のの人間たちを助けてできることはできないのです。神様困って、少しの間考えました。木の実が成様になるほど考えた末,神様はいいことを思いつきました。下の世界に,自分のいらないモノを堕としてソレを殺させてよう、と、そんなことを思いついた神様はすぐに行動に移します。

ソレを作ったときよりも少しだけ自分の力を弱くして、人間たちよりも強くなりすぎないように神様よりも頭2つほど小さい。そして、人間に絶対に勝てないようにおおきなおおきな弱点を一つつけてそのモノを下の世界に堕としました

人間に神様は「目印になるように、白い髪を持つモノを下の世界に送った、そのモノの心臓がソしにとっては死に至らしめる毒になる」と人間たちに伝えました。神様はその後下の世界を少しだけ覗いてから、眠りにつきました。深い深い眠りです。もう、数千年は目覚めないでしょう。

その頃人間たちは神様から送られてきたモノをみておどろきました。自分たちとは全く違う色の髪と瞳を持っているそのモノを人間たちは気味悪そうに見つめます。気味の悪いそのモノを人間たちは最低限世話をします。神様の力を少しだけ持っているモノは、最低限の世話でも死にません.人間たちは、モノが18になるまで、ソレを殺すために育てることにしました.ソレが逃げ出さないように食べ物は最低限に.知識をつけないように所望は与えず,太陽の光も届かない,暗い暗い地下の部屋でソレを殺すために育てました.

それから18年後…





























ソレとモノは出会うのです.

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知りたがりの狼と血塗れ頭巾 せをは @dansera

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