第20話
セツナと2人きりの夜を過ごした咲夜だったが、やつれることなくリビングへと現れたのだった。
「おはようパパ♪今朝は元気そうだね?」
「おはようサクラ、まぁ昨日はセツナとゆっくり過ごせたよ」
美「おはようございます咲夜さん、昨夜もお楽しみでしたね?」
「美桜…おはようございます。そのネタ知ってるんですね…」
美「はい、それでセツナさんは?」
「もう少ししたら来ると思いますよ?」
美「そうですか、それじゃあシルキーが朝食の準備をしてくれていますので、テーブルへどうぞ」
「了解、じゃあみんな揃ったら朝食にしよう」
咲夜がテーブルに座って少しするとセツナもやって来て、全員がテーブルへと集まり食事を始めるのだった。
朝食は白ごはんに味噌汁、生卵に海苔、焼きシャケに卵焼きと和食の定番朝食であった。
「おぉ〜すごい。これぞ日本の和食って感じだね。もう作れるんだ?」
美「シルキー達が昨夜のうちに勉強したようです」
「すごいな、これからの食事も楽しみだね」
「シルキーさんの料理も美味しいよパパ♪」
「そうだね、俺も冷めないうちに食べよう…いただきます。
ご飯の炊き加減も良いし、味噌汁も美味しい。しゃけの塩加減も濃すぎないのが良いね。卵焼きはほんのり甘めで優しい出汁の味がして美味しいよ」
美「そう言っていただけて、シルキー達も喜びますよ」
「さすが家事妖精と言われるだけあるよ」
咲夜達はシルキー達の作った朝食を心ゆくまで堪能するのだった。
「はぁ〜ごちそうさまです。美味しかったよ」
カ「ごちそうさまでした、全体的に優しい感じの食事でしたわ」
リ「そうですねぇ〜、朝にちょうど良い食事でした〜」
セ「そうですね、優しい味なのにお腹にしっかりたまる料理でした」
「そうじゃのう、朝からしっかり元気が出そうな食事じゃったわい」
「うんうん、みんなにも好評なようで、これからのシルキーさん達の料理が楽しみだね」
食後のお茶を堪能しながら食休みをする咲夜であった。女性陣は咲夜から少し離れたソファーへと移動し、セツナへ昨夜のことを質問するのであった。
リ「さて、セツナさ〜ん…昨夜はどうでしたかぁ?」
セ「どっ…どうと言われましても…優しくしていただきましたよ?」
カ「何もしなかったんですの?」
セ「いえあの…寵愛はもちろんいただけましたよ?
ただ一昨日のように気を失うことなどはなく、その…優しく相手していただけました」
ス「ふむ…一昨日はみんなで相手してもらったから激しかったのかしらね?」
美「その可能性はありますね…咲夜さんは前世ではその…経験されてないようでしたし…」
リ「そうなんですかぁ〜?その割には的確なテクニックでしたが〜?」
「ん〜それはスキルのせいじゃないかな〜♪」
美「スキルですか?」
「そうそう♪昨日の朝、パパが色々な性関連のスキルが生えて来たって言ってたよ?」
リ「なるほどぉ〜それでどんどん上達していったんですね〜」
ス「そうね…途中から奉仕するどころか、圧倒されたものね」
カ「そうですわね…翻弄されっぱなしでしたわ…」
セ「ですが昨日は優しく気を遣っていただき、夢のような時間を過ごさせていただきました」
美「ん〜そうなると、基本は1人づつ相手してもらった方が良さそうですね?」
リ「それで良いと思いますよぉ〜、激しくして欲しい時は複数で相手して貰えば良いですし〜」
ス「あの激しいのは頻繁には無理ですね…」
カ「そうですわね…さすがにきついですわ…」
セ「あの…優しくしていただけるだけでも十分満足できますよ?」
美「そうですね、まずは1人づつ相手していただいた後に考えましょうか?」
リ「そうですねぇ〜そうしましょ〜」
女性陣は話し合いが終わるとまったりしていた咲夜達に合流するのだった。
(ん〜なんか夜のこと話し合ってたみたいだけど…口出しすると碌なことにならないだろうし…気にしないことにしよう…)
「さて今日の予定なんだけど…畑作業は種や苗が準備できていないから、まだ続きができないんだよね。なので今日はゆっくりします!」
美「そうですね…まだこの世界に来たばかりですし、ゆっくりされても良いと思いますよ?」
「この世界の情報も知りたいし、聖域内のことも知りたいからね。
みんなも聖域内なら好きにして良いよ」
「聖域内をまわりた〜い♪」
「サクラ、誰かと一緒に行動してね?」
「1人でも大丈夫だよ?まぁパパが心配するだろうから…グリさんと一緒に行動します♪良いですかグリさん?」
グ(問題ないですよサクラさん)
「ありがとうございますグリさん♪」
「それじゃあ、みんなも好きにしてて良いからね〜。あっでもお昼には戻って来てね?
さて俺はネットで情報収集かな…」
美「何を調べますか咲夜さん?」
「とりあえずはダンジョン関係かな…」
美「ダンジョン内や探索者のことなら、探索者配信を見られてはどうですか?」
「そういえば配信されているんだっけ?どんな魔物が出るのかとか探索者の強さなんか見れるかな?」
美「探索者の強さは、配信では隠されている場合が多いので、なんとも言えませんが…」
「まぁ手の内を全部晒すわけないよね…でも戦い方の参考にはなるだろうしね」
美「咲夜さんの場合戦い方も何も、ほぼ一撃で終わるかと…」
「えっ?俺ってそこまで化け物になってるの?」
美「そうですね…この世界のトップクラスでも、冥府ダンジョン10Fですら攻略できませんよ?」
「マジで?」
美「はい。まぁ冥府ダンジョンが異常だったのもありますが、まだこの世界の探索者の強さは駆け出しですよ?一部中堅レベルの方はいますが…」
「そうなんだ…まぁダンジョンができてまだ10年だったっけ?」
美「はい。みなさままだまだ手探り状態のようで…」
「まぁそれは仕方ないんじゃないかな?命がかかってるんだし無茶はできないでしょ?」
美「そうですね…初期は無謀にもダンジョンに突撃される方多かったようですが…軍隊が突入して壊滅してから慎重になったようです」
「それなのに配信するってすごいね…まぁとりあえず見てみようか」
咲夜はそう言いながら、咲夜用に用意された個室でデバイスを起動するのだった。
ーーーーーーあとがきーーーーーー
お読みいただきありがとうございます。
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これからもお読みいただけるように頑張ります。
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