第15話

朝食後まったりしていた咲夜達へアビスから報告があるとのことでみんなで集まり話を聞くのだった。


「昨日ダンジョンコアを使ってダンジョン作る話は覚えているかの?」


「あぁ、訓練場所や食料になる魔物を設置する話だったよね?」


「うむ、それでまだ階層は少ないが設置したのじゃが…ダンジョンをいじるためのエネルギーがのぅ…我のダンジョンで回収できそうなのが、ダンジョンマスター以外がダンジョン内で魔力を消費することなのじゃ」


「あぁ…まぁ他の人は来れないから、普通のダンジョンのようにはできないのか」


「まぁ、ここは魔力も多いからエネルギー生成率は高いのじゃが、皆に魔力を使ってもらった方が早いのじゃよ」


「それなら訓練場を作るってくれれば、魔法の練習とかするだろうし、問題ないんじゃ?」


「うむ、すでに作ったから利用して欲しいのと…食料となる魔物を設置したから確認して欲しいのじゃ!」


「仕事が早いなアビスは、魔物はどんなのがいるんだ?」


「とりあえずはじゃな、鶏肉としてチキンクックとコカトリスにアーミーバードにジャイアントバードじゃな」


「全部食べられる魔物なんだよな?」


「もちろんじゃ、他にもオーク系やボア系の豚肉系にミノタウロスやブルにバッファローの牛肉系も準備したのじゃ!」


「おぉ〜牛豚鳥揃ってるのか、BBQでもしたくなるな。

ん…?てかそれなら牧場は必要ないのか?」


「うむ…そうじゃの。魔物は狩れば良いだけじゃからのぅ。主達の敵ではないし、楽ではあるんじゃないかの?」


「ふーむ…じゃあ牧場は無しにして、家庭菜園じゃなく農場でも作る?」


ス「スケルトンを召喚して指示するだけですので、規模が広がっても特に問題ないですよ?」


「そうなんだ、まぁこれは趣味の範囲だから少しづつ広げていけば良いかな?」


「美味しいものいっぱい育ててねパパ♪」


「そうだね、みんなが気になる作物があったら育ててみようか?」


美「相談いただければ種や苗などは準備しますよ」


「よろしく頼むよ美桜」


美「はい。分かりました」


「仲良くなったみたいだねパパ♪」


「いや…まぁ…うん、そうだね、仲良くなったよ」


「パパはみんなを待たせちゃってたんだから、良いことだね♪」


「そっかぁ…待たせてたのか…それは申し訳なかったかな」


セ「主様!気になさらないでください。私達は寵愛をいただけて幸せなんです!」


リ「そうですよぅ〜、魔物相手じゃ嫌がられるかもしれないと思っていたのでぇ〜、受け入れてもらえて嬉しいんですよぉ〜?」


カ「そうですよ旦那さま、人じゃない私達を受け入れていただけて、感謝しているんですわよ?」


ス「私なんて元々ホネでしたからね…、相手していただけて幸せなんですよ」


シ「ご主人様…人化できたら私も…」


「もちろんだよ!シルクを除け者なんてしないよ」


シ「感謝…人化…頑張る」


美「うんうん、咲夜さんを慕う子が多くて良いですね♪でも、咲夜さんがモテすぎないように、顔はかっこいいかも?レベルに抑えて正解ですね」


カ「そういえば、美桜さんが旦那さまの体を作ったんでしたわよね?」


美「はい、桜花さまにお願いして担当させていただきました」


リ「美桜さんの好みで作ったんですかぁ〜?」


美「多少は私の趣味ですが、顔は美形になりすぎないように調整していますね。体はムキムキになり過ぎないようにしたのですが…咲夜さんの能力上どうしても、細マッチョレベルまでにしか抑えれませんでした」


セ「ん?それはダメなのですか?」


美「ダメではないのですが、細マッチョってモテるイメージがないですか?」


ス「ふむ…人の好みはよく分からないですし…」


カ「まぁ、私達が側に居れば牽制になるんじゃないかしら?」


美「そうですね、みんなで行動していれば牽制になりますね。まぁ、咲夜さんが女好きと噂されそうですが…」


「あはは…まぁ…うん、それは仕方ないよ…無節操なつもりはないけど…」

「それに俺は陰キャよりだからね…そうそう女の子に声をかけるなんてできないよ」


美「まぁ、今気にしても仕方ないですしね」


リ「そういえばぁ〜、美桜さんが旦那さまの体を作ったならぁ〜、アレの大きさは美桜さんの好みなんですかぁ?」


美「なぁっ…そそそそ…それは、下界を調べてた時に大きい方が良いって…そういう本などにありましたし…実際みなさんも気持ち良さそうだったじゃないですか!?」


リ「私達は旦那さまに全てを捧げているので良いんですがぁ〜、もし普通の人間相手にぃ、あのテクニックとアレだとやばくないですかぁ〜?」


カ「あぁ…確かに、それは危なそうですわね」


セ「まず、リリス殿が耐えきれない時点で問題では?」


ス「確かに、夢魔とも淫魔とも言われるリリスが堕ちる時点で普通の人間が耐えられないんじゃないですかね?」


「えぇっと…みんな?そういう話はもっとこう人がいないとこでしない…?サクラもいるんだし?」


「パパ問題ないですよ?娘にはなりましたが、パパより年上ですよ?」


「あっそっか…ごめんごめん。でも…恥ずかしいから、みんなの前はやめて欲しいかなぁっと…」


美「それもそうですね、そこは咲夜さんに加減をしていただくということで」


「いや…そもそも増やす予定ないよ!?」


リ「そればっかりは分からないですからねぇ〜?旦那さまは優しいですから、惚れられる可能性はありますからねぇ〜?」


「はぁ…まぁとりあえずはアビスが作ってくれたダンジョンを確認して、農場のことを確認しようよ…」


「うむ…やっとダンジョンの話に戻ったのじゃな」


「あぁごめんね、ダンジョンは5層なんだよね?」


「うむ、1階層が訓練場として闘技場を作ってみたのじゃ、2〜4階層はそれぞれ鶏系・豚系・牛系の魔物を配置しておる。5階層は我の分体の寝床じゃな」


「ふむ…じゃあ2〜4階層で食材を集めて、闘技場で訓練するってことです良いかな?」


「うむ、食材集めと訓練で魔力を使ってくれると助かるのじゃ」


「了解。んじゃ早速アビスのダンジョン探索に行こうか」


アビスは咲夜達を作ったダンジョンに案内するのだった。


ーーーーーーあとがきーーーーーー


お読みいただきありがとうございます。


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これからもお読みいただけるように頑張ります。

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