第14話
流石に今回の件については疲れたと表現するのには正しいだろう…俺の体はもう人間ではなく獣になったのだから
だが日本内だけだったらしっかりと生きていけるが国外ならば確定で殺されるだろうな
あの幻覚は俺の理性がぐちゃぐちゃになって居たからだと思う…輸送機から投下される前は非常に危険な状態であったということだ
まさに獣の様にだ…俺が暴走する可能性があることから今後任務の数は減らされ危険な任務に就くことになるだろう
どうしてこうなったかな…俺はただ獣を殺すことだけだったのにこんな体になってまで戦いたくはなかったんだけどな
それと入ってばっかなのを忘れないで欲しいんだけど?ってのもある
そんなことはまぁ、気にした所でってやつだが俺が個人的に気になったのはあの熊についてだ
まずあの個体でチョーカーがエラーを吐くのはおかしいのだ…あれは多分だか逃げてきた個体で残滓が濃く残って居たことによって松永さんのチョーカーはエラーを起こしたはずだ
だが松永さんのだけがエラーを起こしたのは意味が分からない…仮にチョーカーの反応が本物だとしたら松永さんが再度付けたやつはエラーを吐かなかったのは謎だ
だから偶々松永さんが居た場所や他の死んだ調査班の人もエラーが起きて居たら残滓が残ってたって結論が出来るんだけどなぁ…こればっかりは調査が出来ない
多分旧北海道は魔境だぞ…熊みたいな個体が普通に居てそれが逃げ出すくらいの個体が居るんだから
ちゃんと旧北海道を攻略するのならばまずは本島であるここを全部人類が住める環境にした上で攻略しなければ勝てないだろう…それがくる日が何十、もしくは何百年もかかる可能性があるんだ少なくとも今じゃないな
ふぅ…とりあえず考えはここでやめようこれ以上は考えても仕方ないことだ
俺は再び横になり眠った…
朝になってから起きたのでかなりの時間寝れた様だ…ここ最近はまともに寝れた記憶がなかったから頭がスッキリしたのだ
さてと、これからどうしようか…やることもないしマジで暇なんだよな
そんなことを思ってるとアラートが鳴りだしたので急いで作戦室に向かう
中に入ると他にも人が居たため何が起きたかを尋ねると街の中に獣が侵入したとのことそして外でこちらを見ている個体がいるらしい
普通の獣はこんな事をしないためテロリストの犯行があり得ると思った…
本部長から任務を出されたので俺も行こうとしたがお前は別の任務があるといわれた
「お前には外にいる個体を討伐してもらう…反応を見るに熊より強い個体だと思われるよって熊を簡単に屠ったお前に任せることにした」
また、厄介ごとですか?勘弁してくれよ
「相手はかなりの知力があると感じられる…テロリストの可能性もあるが人間の反応が一切外に確認できないため獣だけの犯行であると思われる」
頭のいい獣か…厄介だ
「それでは任せた、いつも通り帰ってくる事を期待する」
まぁ、帰ってくるよ俺は
外に出て歩いていくと目の前には一体の獣が立って居た…その個体は堂々としており王者の風格を出して居るライオンがこちらに目を向けると鼻で笑っている様な感じがした
踏み込みすぐさま決着をつけようとし首に対して剣を振ると奴は反応を返してこちらにカウンターを仕掛けてくる…鋭い爪が剣に少し擦れてしまった
その擦れた痕は剣にしっかり残って居たため強度的にはライオンの爪の方が硬いことになる為非常に辛い戦いになると感じた
今度はライオン側から攻撃を仕掛けてくるのだ…真っ直ぐに走ってくるがその速度は速く避けるのにギリギリになってしまうのだ…その間に噛みつきをしてこようとして居たので避けて側面に剣を払おうとしたら避けて逆に攻撃を喰らいそうになる…
攻撃を当てようとしては避けカウンターが飛んでくる…1人で戦うのにはとても辛い獣だと思った
貫通弾を試しに放ってみるが全くと言っていいほど皮膚を貫けておらず硬すぎると思ってしまった
今ここで相手できるのは俺だけだからどうにかするしかないが多分俺ではこいつに現状勝てない事がわかった為ひたすらに避けカウンターを狙うことに変更した
ジリジリと見つめ合い移動をする…ライオンはこちらを見ては笑っている感じがし、俺はこの獣相手におもちゃの様に扱われているのだと感じたのだ
しかし簡単におもちゃになって貯まるものかとひたすらに攻撃を続けるが何も効果は得られないし、剣が攻撃を守るために逸らすたび最初に擦れて出来た傷がヒビに変わっていくのがわかる…
剣を失っては勝てないと思うのでどうしようかと思っている時前足からの尻尾による攻撃でダメージを多い完全に思考すらさせてもらえない状況が出来つつある
俺にとっては非常に不味い状況だ…一か八かで逃げてもいいが奴が俺を追いかけて街中に入るだけでも中に住んでいる市民は虐殺されてしまうだろう
だから俺は今日ここで死ぬ事を覚悟してコイツを殺そう…たとえそれが俺にとって最悪な結末だとしても
剣を再び構えて走り出す…足一本でも持っていけば一気に戦況が変わるからそこを狙い澄まし切り付ける
しかし、傷がつかないので何度も何度も切るがちゃんとした傷がつかないのである
内心もっと鋭い武器があればと思いつつも現状だとこれが一番いい武器なのが分かってるからコイツ自体が硬いんだと改めて理解できる
援護すらないのは何でだろうとは思い回避しつつオペレーターである南乃花さんに途切れ途切れだが聞くと内部の方でもかなり厄介な獣が居てそれに集中しているとのこと
街中と外じゃ優先度は違うわな…クソが
剣が悲鳴を上げているのを感じつつもそれでも攻撃をし続けチャンスを狙う
皮膚が硬ければ目を狙えばいいじゃない!そんな上手く行かなないんだよ
目をつぶしたとしてもそこで終了なんだよ刺さって行為はなく動作もあるからもし相手の筋肉が硬くて抜くのに時間がかかったら?
その時点で剣を離す必要があるから目を貫くのはダメだよくて貫通弾で内部を狙うことぐらいか?
貫通弾は皮膚には効かなかったが目ならばと思い作戦変更する…
奴は一度貫通弾を受けてるから同じのを装弾するところを見せて奴の油断を誘う
奴の攻撃を避けつつチャンスを待つ、ひたすらに待って遂に来たかと思うと弾が出ない
剣の内部が異常を来たし弾が出なかったと思い瞬間回避を試みるが間に合わないと判断をし剣でガードをすると遂に剣が折れた…
奴はこの事を笑っている様だ、そうして近くに寄ってくる
最悪だ…俺が一番使える武器が持っていかれた事が次はもっと近距離でやり合う事になるから死ぬほど辛いぞ
しかし、剣が折れた事で奴の油断を誘う事が出来た
当たり前の反応をわざとし更に奴の油断を誘う…後方に走り出し奴が追いかけてくるのを見るとしっかりと走り出しておりその距離がどんどんと縮まっていく
遂に奴との距離がなくなると奴は飛びかかってくるのでそれを回避し手袋を硬化させ、目を一気に貫き奥まで手を突っ込み内部の器官を掴み引っ張り出そうとすると奴は頭を振り出し俺を離そうとするが奴の内蔵である器官を掴んでいるので落ちない…
奴は手を使い俺に対して攻撃を仕掛けてくるがそれを避けつつ内部を更に傷つけるため掴んでいた器官を斬りつける
奴は悲鳴を上げているがそれでも倒れないため確実に仕留めなければならない
内部は比較的に柔らかい為まだ勝路はあると思いたい
片手でやっている為非常に動きやすいが頭を地面に叩きつけようとして居た為流石にこれは避けきれない為片手を抜き取り奴の背中に乗り出す
奴の目からは大量の血が出ているがそれでも倒れない…コイツらマジで異常だと改めて思いつつしっかりと背中を離さない様にし、もう一度目を狙う為そのチャンスを待つ
ライオンは身を壁や地面に叩きつけ俺を振り払おうとしているが絶対にしがみついてやる意思を出し奴の背中との攻防を始める
奴の皮膚は硬くそして筋肉質だが元となった獣の種類がライオンだから立派な立髪があるそれを掴んで避けてはいるがいよいよ振り払われてしまった…
流石にこちらも不味いと思いすぐさま潰した目の方に逃げ込んで奴の隙を狙う
もう剣はない、しかし手袋…拳がある
さぁ、ライオン俺とまだまだ踊ろうぜ
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