第3話

「新人ですよね?ならパーティーを組んで貰わないと任務は与えられません、それとまだ武器とかも出来ていないのでしばらくお待ち下さい」



昨日入ったばっかりだから仕方ないけど任務とかはパーティーで受けないといけないのか…そもそも俺以外の新人見たことないんだけど何処にいるんだろうか?下手なパーティー入ると使い潰される可能性があるから嫌なんだけどなぁ



「新人さんは戦闘に慣れていない人が多いので訓練室に行ってみてはどうでしょうか?」


そんなことを言われたので行ってみる…



んー見事にいないなぁ…?まぁ、いいやここまで来たのなら戦闘訓練だけして時間を潰そう


タッチパネルを操作して仮想敵を選べるのか…新人だと狼、兎、犬、猫か次は猿、鳥、鹿、猪ね基本昔にいた動物達をモデルとしてるっぽいなぁ  


下にスクロールしてみると果たして獣と呼べる者達がいるんだけど………なんか火とか纏ってるし雷使うって書かれてるし何なんこいつら動物じゃないのか?確認だけされて攻撃手段とかを手に入れただけで殺していないのか…まぁ、無理だわな


あーなんか下の方見なければよかった…まぁ、そんな奴と出会う可能性は今だと低いからな地道に頑張って行くしかないか



まだ戦ったことのない兎を選んでみると赤色の兎が出てきた


カウントダウンが始まり剣を構える3.2.1.0…瞬間兎が飛び跳ねてこちらに突っ込んでくるそれを何とか回避をして剣を振るうが避けられてしまった


先程違い蹴りを入れてくる様になったので非常に危ないのだ。あの動きが出来る足で蹴られたら最悪一撃で死にかねないのだから警戒をしなければならない


狼と同じカウンターで何とかしてみるが動きが早い為狼以上に時間がかかってしまう…腱を切り片足を使えなくすることでようやく楽な状態にはなったがもう片足や手がある為油断はできない


兎に向かって剣を突き刺さる様にし突撃をする…兎は片足が使えない為移動が先ほどより遅い為無事刺さったのだがまだ生きている為剣を抜こうとしても抜けないので剣を離して離脱する


どうやら手袋の初戦闘らしい…すぐさま爪を出し走り出し兎に向かって振りかざし引く事にした…確実に弱らせて殺す事になる為あまり良い思いじゃないがこれも自分の腕が未熟な為だからだ


一応試すと言う事で貫けるかやってみるが結構刺さることが分かったのと模擬剣より自分の爪の方が鋭いことが分かったのは収穫だろう…これで剣ではなく素手での戦闘も出来るため訓練の幅が広がるのだ


3回ほど刺突をすると兎は動かなくなった為終わったかと思ったが狼と違い消えない為まだ生きていると言うことだろう…訓練でこういうことをしてくれるのは現地でやられるよりも安心するので覚えておかなければならないか


すぐに逃げれるようにゆっくりと近づいて一度刺突すると兎は消えて模擬剣だけが地面に転がり落ちた…


すでに生き絶える所だったのかも知れないが最後の意地で襲ってくる可能性もあった為にこうしたができる限り素早く仕留めたいと思った…


タッチパネルをみるとタイムが表示されると5分ぐらいだった…初心者向けので5分かかってしまうのはセンスがないのだろうか?それともみんなこれからないなのかと思ってしまう為一通り初心者用の獣を相手にしたら一個ずつタイムを縮めてみようと思った、任務は何があるかわからない為一体の討伐が奇襲により増える可能性もあるからだ


次の相手は犬にした…結果だけ言うと狼とそこまで大差が無かったのだが一つ言うのであれば犬は狼より賢いように見えたのだ…途中狼相手では通じる攻撃が避けたりファイトを混ぜてきたからだ。そこ以外は何も変わらなかった


さて、最後の初心者向け獣の猫を選ぶと本当に猫であってる?って思うほどの大きさで顔は可愛いと言うよりも獰猛なんだなって分かるほどだカウントダウンが終わり猫は構えている


剣を振りかざすと避けてカウンターを入れてこようとする為そのカウンターを避けて側面を叩き切ると瞬時に襲いかかってくる。


引っ掻き攻撃もしてくるが噛み付いてこようとするのはやはり四足だからなのかは知らないが噛みつかれたら間違いなく死ぬだろうと理解している。基本噛みつきは死の認識は間違ってないと思うのだ


剣の腹で引っ掻きを受けて力勝負をすると見せかけて片手を離して猫の隙を作り眉間に刺突をすると猫は倒れ伏した…


思った以上に強く多分猫、兎、犬、狼の順番なんだと思った…そもそも狼は単体じゃなくて集団行動するタイプだからパーティーの人たちからしたら常にタイマンを張れる存在だからこそ弱い認定されているんだろうなって理解できる


最後にもう一度狼と戦闘をすると動きがわかっている為引っ掻きを避けて首に向かって思いっきり剣を振りかざし首の骨を折り、切断することが出来た


最初に比べて楽になったが何が起きるかわからない為素手での戦闘も一応してみたが基本攻撃を受けないように避けつつ引っ掻きや刺突を多用することで倒せたが時間がかかってしまった為もう少し素手での戦闘を狼で積んでいくことにした

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る