歓談

美幌基地に山本閣下が来るとは・・。

閣下にはモスクワ被爆の動画や画像をお見せし、

作戦は成功。

最高司令部に関してはスパイ情報を待つのみ。


そしてルーデルさんを紹介。


「閣下、この方がルーデルさんです。

中島で開発してるA10雷電の操縦をお任せします。」


「あの地上攻撃機か??テスト飛行見たが、破壊力凄いな。」


日本語の分からないルーデルさん、チンプンカンプン。

そこへ・・。


轟音と共に双発ジェット機が飛来。


未来で開発予定だった中島A10攻撃機。

通称雷電。


エンジンを停止し、降りて来たのは・・・


「岩本さん、久しぶりです。」


日本有数のエース。岩本徹三大尉・・もうすぐ少佐か?


「将軍、お疲れ様です。所で彼が??」


「エエ、ルーデル大佐です。」


>ココからドイツ語と思って下さい。(;^ω^)


「ルーデル大佐、彼は我が海軍のトップエース、岩本少佐です。

既に対米戦で120機を撃破。

今、彼が乗って来た双発ジェット機があなたの愛機になる・・。

中島A10 雷電 です。

地上攻撃が主ですが、対艦攻撃も得意です。

30mmキャノンを二門装備し、対地攻撃では恐ろしい威力を発揮します。」


聞いてるルーデルは新しい愛機を我知らず撫でて居た。


これが俺の愛機になるのか・・。

スツーカも悪い機では無いが、いかんせん鈍足。

護衛無ければ部下は大半が戦死する。

頑丈そうな機体。

頑丈な引き込み脚。そして機首に聳える2門の30mm砲。

もう機銃とは言わせないぞ!!

しかも2基備えたジェットエンジン。

速度は巡行速度で500km、全速で800kmと言う。

現在世界では追いつける機はヤーパンのキョクコウだけ。

部下にも与えてあげたいが、まずは極東のロ助退治だ。

聞くと被弾しても中々墜落しない可能性が高いと言う。

低空飛行を主任務とするので猟銃からも狙われるので、

コックピット周りは鉄鋼みたいに固め、パイロットを生かす場。

有難い。

ロ助のシュトゥルモヴィークを羨ましく思ってたが、このライデンは。


奴を上回る頑丈さに仕上げたと岩本少佐も自慢してる。


デモンストレーションで日本の軽戦車を滑走路に置き、

超低空を舞う様に飛来。

二門の30mm主砲が吠えると・・・。

頑丈とは言えないが、的の戦車が一瞬でスクラップ。


いや、粉々になり原型は鉄くず。


凄い凄い!!

年甲斐もなく子供みたいにはしゃいでしまった。




ルーデルにA10を与える事が出来て良かった。

既に旭光で充分に戦闘実績を積み自信持って耐用に耐えるエンジンとして、

熟成した中島の誉ジェットエンジンだ。


概要は前史のA10を設計図ごとパクったのでソチラを参照してね。

ガトリング砲はさすがにまだ時期が早すぎなので、30mm砲二門。

それでも一門辺り500発、合計1000発を搭載。

A10のデカイ機首は頑丈な装甲に囲まれた弾庫だ。


主脚は折り畳んだ状態でも着地出来る仕様。

引き込み時でも車輪が見えるのはそのため。

それを説明すると興奮した彼はウンウンと頷く。


山本も新鋭機を説明する岩本、俺を微笑ましく見てた。


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次回、出撃するA10雷電!

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