目指せモスクワ

かなり昔のデスコソングであったな。目指せモスクワ。


スマホに入ってたのでソレを富岳機内で流しながら飛ぶと大うけ。


「将軍、それ何ですか??」


「未来で流行った流行歌だよ。確かモスクワ五輪の頃だわね。」


「へ~~、モスクワで五輪か・・。この世界じゃ不可能になりそうっスね。」


「いや、それがその時もクマは戦争かナニか仕掛けて世界からボイコット。

もう病気だわ。ヤツラは。」


「ですよね~~。」


野中一家の親分、野中五郎大佐と賑やかに話す富岳機内である。


北海道を飛び立って数時間、時間は深夜。


高度13000の世界は漆黒に包まれ静か。

周囲は爆音の喧騒の中だがね。


「将軍、間もなく目標上空です。」


「ウム、全隊員に告ぐ、酸素マスク、並びにパラシュートと防弾チョッキを装備せよ。

戦闘準備開始、各自持ち場に付け。」


富岳(何度も言いますが元はB29です。)は密集編隊で爆撃進路に入る。

目標はクレムリン宮殿を中心にモスクワ全土。


400機の大編隊が一機辺り3tの焼夷弾をバラ巻くのだ。

スターリンのオッサン、俺を怒らせた事を地獄で嘆きな。

ノルデン照準器の中心にクレムリンが入ったのを確認するのは俺の役目。


勇者アイは漆黒の闇でも全てが明るく見えるのだわwww


「間もなくだ・・・よぉ~~い・・・・・ッテェ~~!!」


爆弾を抱えてるラックから合計3tの焼夷弾をバラ巻く。

それが400機一斉だ。


モスの市民は地獄だろうが、知った事では無い。


13000の旅を終えた焼夷弾は見事、クレムリンに直撃!!

クレムリンを中心に400X3tの焼夷弾がさく裂し、モスクワは業火の嵐。


「ヨシ、仕事完了、チョビ髭伍長がメシ作って待ってるぞ!

ベルリンに進路取れ!!」


「将軍、お見事でした。」


野中大佐と大笑いしながらベルリンを目指す。

ベルリン上空ではTa152フォッケウルフ戦闘機が出迎え・・


ってアリャルーデル閣下では??


「ヤーパンの戦士よ、長い旅御苦労であった。

我はルーデル。」


やっぱルーデルさんだわwww


「こちらヤーパンの魔王、モスクワは灰にして来た。

スマンが誘導を頼む、メシと牛乳もな。」


「ヤー、では我に続け!!」


出迎えがルーデルさんとは有り難い。

しかも全盛期の彼と会うのは楽しみだ。


富岳は怒涛の編隊でロシアの空を去り、ベルリンを目指す。


ロシアの空は業火に包まれ阿鼻叫喚の地獄と化してた。

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