此処は合衆国最前線、グァム基地。

ハワイ経由で多くの戦士が送られ・・・そして逝って行く。

だが敵との対戦を止める訳にはいかない。

ＪＡＰを殺せ！！ＺＥＲＯを落とせ！！

日々そう言いながら出撃する戦友の多くがサイパンの海に消えて逝った。

みんな良いヤツばかりだった。

飛行士になる人材は聡明で頭脳明晰、身体能力も高くないと航空機を扱えない。

そんな若者が毎日消費されるのだ。

だが止まる訳には行かない。

憎きＪＡＰを滅ぼさないと、サイパン沖に散った兄貴に申し訳が立たない。

俺の名はジミー中尉、しがない海軍パイロットさ。

ジミー中尉はこの日記を基地のベッド脇に残し、二度と帰って来なかったと言う。

今日もグァム基地から続々と多くの戦闘機が敵の待つサイパン沖を目指す。

何故基地に向かわず沖を目指すかって？？

敵の飛行場は周囲を防空砲で囲まれ鉄壁の要塞なのだ。

海岸や岸壁、断崖も数多くの防空網に囲まれ中には・・。

戦艦の主砲も設置してるのだ。

Ｂ１７程度では接近すら出来ない。

ＪＡＰのＺＥＲＯは更に強く、アメリカの技術者も何とかＺＥＲＯを

一機でも鹵獲し、機密を暴こうとするが敵はグァムに来ないし、

防衛戦争の名目通り、防衛に特化してる。

悔しいが侵略者は我がアメリカでＪＡＰは防衛に特化。

世界の目はアメリカに冷たく、欧州大戦にもアメリカはお呼びがかからない。

偉大な我がＵＳＡがだ。

これもＪＡＰに負けてるせい。

こうして地獄の空に今日も多くのアメリカンボーイズが消えて逝くのだ。

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