大海戦勃発

前哨として敵艦載機が襲って来た・・が。。。


蒼空から護衛の零戦部隊が300機反撃して来たのだ。


TBDデバーステーダー、F4Fワイルドキャット、SBDドーントレス。

総勢250機が蒼空から降って来た零戦に迎撃され阿鼻叫喚の地獄と化す。


KILLJAPと侮ってた彼等は圧倒的性能を誇る零戦に対応出来ず、

全ての機(250機)が壊滅。

艦隊に接近すら出来なかった。


「・・・圧倒的だな・・・。」


「長官、本大戦では零戦を超える戦闘機は出て来ないでしょう。

独逸が開発するMe262位ですが、既に旭光もラインに乗ってます。」


「ウム、では我等は我等の仕事をするとするか・・。」


「お願いします。吉田さん、耳栓をして撮影を。」


吉田付の兵に伝令を頼み、吉田も耳栓をして撮影を開始。


各艦、9門の巨砲が吠えると空気が震える。


どこぉ~~~んどこぉ~~ん!!!!


一撃で敵を捉えナパーム弾の嵐が敵艦に到達。

直撃では無いが、焼夷弾なので生身の兵士は焼死するしかない。

甲板も可燃物が炎上し大騒ぎ。


「フム、さすが電探連動。一撃で敵を捉え無駄弾も焼夷弾となる・・か。

今後の戦闘の教科書にもなるな。。

ヨシ、敵を捕らえたなら後は各艦自由に砲撃セヨ。

撃て撃て~~~!!」


大和型を始め長門クラスも42cm砲で敵を捉えガンガン撃つ。


内地でも実弾訓練を充分にこなして来たので、実戦でも充分な戦闘となる。


ドゴ~~ンどごぉ~~ん!!


海が割れる大海戦となるが、敵はナパーム弾で大炎上。

火の海で反撃すら出来ず次々にサイパン沖に撃沈される。


最初はアリゾナ号。

大和の初弾がバコタマストを吹き飛ばし、幕僚全員が戦死。

マストを飛ばした弾は機関室を直撃し、キールをへし折る。


一撃で致命傷となり二つに折れ轟沈。


さすが46cm砲弾。

直撃でキールをヘシ折り大型艦が二つに折れ轟沈。


吉田カメラマンは特等席で撮影をしつつ、カメラでも撮影。

この世紀の一瞬を逃すまいと200本準備して貰ったカラーフイルムを全部使い切るつもりである。


「凄い凄い。海戦を見るのは初めてだが、我が祖国は強い。

まあ陸軍削減のおかげだろうが、それでも凄い。」


興奮しながら写真をドンドン撮り、次々にフイルムを交換。

艦を映しても無問題と言われたので新鋭大戦艦の雄姿も映す。


こんな嬉しい仕事は初めてであり、また最後であろう。


世界のBIG7と言われた、「コロラド」と「メリーランド」「ウェストバージニア」。


全ての戦艦が渦と共にマリアナ海溝に消えて逝く。


戦艦が片付けば後は簡単だ。


空母は既に潜水艦でスクリューを破壊し、浮かぶタライと化してる。

潜水艦も輸入した南方のゴムで艦を包み、音源が漏れない静かな艦に変貌。

前史ではドラム缶を動かしてると揶揄された伊号潜水艦の陰は無い。

補助艦艇もナパームの嵐で艦が業火に包まれ乗員は消火も出来ず海に飛び込むが、

周囲はフカに囲まれ、飛び込んだ兵士はフカの胃袋逝き。


海戦の最中なので救助はせず、次々に敵艦を海底に引きずり込むのみ。

首脳部が旗艦と共に沈んでるので降伏も出来ず。


海戦とはかくも悲惨な舞台なのかと吉田カメラマンは大和艦上で唖然とするが、

闘いはまだ続くのだ。

彼は8mmカメラのファインダーを覗き、敵の最後をしかと見続ける。

後に世紀のマリアナ大海戦と銘打たれ、世界でも大ヒットする総天然色映画として

彼の映像は歴史資産となるのだ。

また撮影した空戦、海戦の写真も世界の海軍の教科書にも掲載される名作となる。


前世の如く機密機密ではなく、ある程度は世間に周知させるのが勇者金満艦隊なのだ。


国庫には令和時代の総国庫金でも10000年は使える膨大な金塊を寄付しておいた。

おかげで日本は無理な増税もせず、国民は国家に忠誠を誓い潤沢な国費で子供も学業に勤しみ優秀な子弟を続々と輩出。


脱線しました。(;^ω^)


やがて咆哮は収まり、周囲に浮いてるのは数多くの米軍兵の躯。


そして勝者の帝國艦隊のみ。


「ヨシ、用具納め、戦闘中止。生存者居るなら救助セヨ。」


山本閣下の戦闘停止命令で戦闘停止し、輸送船が走り回り米兵の生存者を探して引き揚げ治癒に勤しむ。

生きてればヨシ。

死者はそのまま砲弾を抱かせ海底に沈める。


本海戦ではほぼパーフェクトゲームで敵を殲滅。

防衛海戦と銘打ち世界に打電。

米軍は一隻も帰らず。。

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