ハルノート公開
ハル・ノート
第一項「政策に関する相互宣言案」
一切ノ国家ノ領土保全及主権ノ不可侵原則
他ノ諸国ノ国内問題ニ対スル不関与ノ原則
通商上ノ機会及待遇ノ平等ヲ含ム平等原則
紛争ノ防止及平和的解決並ニ平和的方法及手続ニ依ル国際情勢改善ノ為メ国際協力及国際調停尊據ノ原則
(略)
第二項「合衆国政府及日本国政府の採るべき措置」
イギリス・中国・日本・オランダ・ソ連・タイ・アメリカ間の多辺的不可侵条約の提案
仏印(フランス領インドシナ) の領土主権尊重、仏印との貿易及び通商における平等待遇の確保
英国または諸国の中国大陸における海外租界と関連権益を含む1901年北京議定書に関する治外法権の放棄について諸国の合意を得るための両国の努力
最恵国待遇を基礎とする通商条約再締結のための交渉の開始
アメリカによる日本資産の凍結を解除、日本によるアメリカ資産の凍結を解除
円ドル為替レート安定に関する協定締結と通貨基金の設立
日米が第三国との間に締結した如何なる協定も、太平洋地域における平和維持に反するものと解釈しないことへの同意(三国同盟の事実上の空文化)
本協定内容の両国による推進
日本は全太平洋諸島からの撤退。
海軍の削減を求ム。
「・・・・他はともかく、最後の条項は日本に死ねと言うに等しい。」
「前史のハルノートのシナ関係を削除した案にプラス、最後の条項が新しいです。
もちろん飲めない内容ですので・・。」
「ウム、短波放送で全て暴露しよう。陸軍の石頭は居ないしな。」
閣下や陛下とも面談し、ハルノートの全世界に対する回答を短波放送で暴露。
「帝國はアメリカ合衆国の出すハルノートとか言うフザケタ宣言に対し、
一切の拒否を示す。
日本は独立国であり奴隷国では無い。
独自の防衛に特化し、大戦にも関わってはいない。
しかるにアメリカは我が国を奴隷国家に貶めようとしてると判断。
こちら側は攻めるつもりは無いが、防衛に徹するのみ。
よって敵対行動を取る国家には絶対的防衛を宣言ス。
我が国家の領有する国防圏に入る軍艦、潜水艦は航行する際は白旗を上げ、
航行すれば攻撃はセヌ。
だが潜行して国防圏に入るなら問答無用で撃沈ス。
軍用機は全て撃墜ス。
輸送船は我が国以外の船舶は国防圏に入ると同時に駆逐艦が臨検ス。
軍用船は鹵獲。
以上、大日本帝國はハルノートに対する拒否宣言、並びに国防防衛宣言を宣言ス。」
この声明を出すと同時に傍受した欧米は日本に宣戦布告。
日本も布告を受諾するが、日本側から戦端は開かぬと宣言。
当然、欧米諸国は激オコプンプンで日本に敵対行動を開始。
ソ連はドイツ戦が忙しいのと対中戦もあるので開戦は見合わせてるが、
アメリカは戦端を開くのを決意。
まずはグァムから空襲を開始すると云う。
山本五十六は全軍にデジタル無線で開戦の宣言を軍部に行う。
陸軍が無いのでココは助かるね。
「山本だ、聞いたとは思うが欧米諸国と敵対する事になる。
当然敵は我が国を攻め込んで来るが、鍛えに鍛えた我が軍の底力で
敵を追い返せ。
追い詰めるだけでも良い。
艦隊は全て信管を入れて即座に対戦出来る体制にセヨ。
空軍部隊は全軍、警戒態勢。
電探部隊は24H,常時警戒せよ。
居眠りで見逃したは厳罰に処す。
基地や島嶼部隊は実弾を装備し空襲があった場合は即座に砲撃せよ。
軍備は潤沢とは思うが、どしどし輸送するので敵には雨アラレの如く砲撃を与えろ。」
そう宣言すると全軍の兵士は大喜び。
「欧米に負けるな!!敵を追い返せ!!」
と、士気も高く、軍艦も錨を上げ軍港を出港。
臨戦態勢は整い、何処からでも迎え打てる様になる。
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