曇り空の下の建物の中にて
夏が過ぎても昔の人が
思ったところで、口に出したところで解決するわけでもない
ただただ
そうしている間に知らない所でお偉いさん
考えるリソースは仕事後の
今の俺には
それでも今の俺にはあの時の俺にはない『キセキ』がある。
『過去の俺がそれを見たらたらひっくり返りそうだ』と周りにバレないようにほくそ笑む。
胸の内に広がるのは薄暗いスカイグレー。
そこには正義も悪もない。光も闇もない。
あるのは小さく燃える炎だけ。
それを『今まで出会った人達から勝手に受け継いだ心のバトン』とでも
小さな炎は多くの色を湛えて今日も小さくも煌々と燃える。
室内には届かない空模様は
空を染めている色と胸の内に広がる色が同じ色なのは
でもその色が薄ら暗くほんのり青いのはあの時の
今日も俺は代り映えしないが面白い世界で俺だけの
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