第一章 大爆発3

テスト返し以降記憶がない…

ただ呆然と放課後の補習の時間まで時が流れた。


放課後


僕は補習をしている教室まで向かった、そこへ行くと数人人がいた。

そこでは赤点を取った科目ごとのプリントが配られ黙々とそれを解いていくというものだった。


「八幡孝君だね、君は数、英、化、生、のプリントだね」


と、この補習の監督をしている立川たちかわ先生が話しかけてきた。


「はい…」

「それじゃこのプリントが終わったら前にだしてね、そしたら今日はこれで終わりだから」


とプリントが配られた、なかなかに難しいものばかりのプリントだ、いつ終わるだろうか…

もういっその事居残り上等と思うのであった。


────────────────────────


「やっと、お、終わった…」


プリントが配られてから約2時間半辺りはすっかり暗くなり教室には僕と先生しかいなくなっていた。


「お疲れ様孝君」


と前にプリントを出しに行ったら立川先生がそう言ってくれた。


「ハイ…何とか終わりました…」


何とか今あるカラカラのエネルギーを使って返事をした。


「それじゃまた明日もあるから、今日は気を付けて帰ってね」


!?


明日!?

僕は先生の言葉に耳を疑った。


「え、え、あ、明日もあるんですか!?」

「あ、う、うんそうだけど」


僕があまりにもびっくりした声で言ったため先生は少し驚いた様子で言った。

終わった…明日もあるのか一体この補習はいつまであるのだろうか。


「あの先生この補習っていつまであるんでしょうか?」

「この補習は次のテストまで続くよ、まぁ毎日って訳じゃないけど週4日ほどあるかな」


どうやらこの補習は次のテスト、つまり2ヶ月間あるらしい

週4日これを2ヶ月…

この言葉を聞いた僕は完全に壊れた…


────────────────────────


僕は意識を朦朧もうろうとしながら、家まで帰っていた。

電車の中で音楽でも聞こうかなと思っていたがそんな気にすらなれなかった。


電車から降り駅から自分の家まで歩いてい帰っていた、ふと横の大きな病院をみたらその病院に入っていく師天がいた。


声をかけたかったが、もうそんな余力は今の僕にはなかったのでまた学校であったら聞こうと思う。


師天どこか悪いのかな?と考えながら夜空の下を歩きながら自分の家へと帰った。


家に帰った僕はお風呂をすませ、晩ご飯を食べた、

その時お母さんが「孝大丈夫?なんか凄い疲れてない?」

と言ってくれたが赤点を取って補習で疲れたなんてことは口が裂けても言えなかった。


その後僕は何も考えられなくなりそのまま眠った。

酷い1日だった…

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