第一章 大爆発2

僕達は学校に着き、1時間目の授業が始まった。

1時間目の授業は学年集会だった、僕はこの時期に体育館に地べたに体育館座りをさせる教師は狂ってるだろうと、思った。

それから、しばらくして1時間目の授業が終わった。

1時間目終わりの休み時間、

僕は考えていた、もしあのなったらなと…

そんなことを考えていると、前の席から女子が話しかけてきた。


「相変わらず、ぼさっとしてるねー孝は」


と話しかけてきた

彼女の名前は───水津由菜みずつゆな僕の中学からの同期だ。


「なんだ、由菜か」


そう言うと由菜は


「なんだとはなんだよ!」


と頬を膨らませながら言う。


「なんだ、また僕をからかいに来たのか?」


彼女はテスト返しの時期になると、僕にテストを自慢しに来る、彼女は学年トップクラスで勉強ができるためテストの点数が異様に高い。


「そうだよ〜孝はそろそろ本気で勉強しないとやばいんじゃないの〜」


確かにそろそろ勉強しないとやばい今僕は高校2年生…今の成績では進学が危ういラインに来ている、

そう僕は全くといっていいほど2年生は勉強していなかった…


「点数とかでからかうのは師天とかにしろよな!」


正直マウントとかを取られるのは女子でも腹が立つ…


「師天君は私じゃ勝てないから無理だよ」


という由菜、

そう師天が1番この学校で頭がいいからね、師天は全教科全て100点の確率が非常に高い

なぜなら師天は、

とてつもない 「「天才」」だからね。

1000年に一度の天才なんてもんじゃない、1000兆年に一度の天才といっても過言ではないだろう。

師天は一度見たら全て覚えてるほど頭がいいオマケにスタイル、顔、運動神経、センス、人望、全てが飛び抜けている。

僕はこんな完全無欠の人を見たことがない…


「まぁ師天君には勝てなくても孝には勝てるからいいもんね〜次の時間がたのしみだよ!」


と煽りがかった顔で僕を見る由菜…なんなんだこいつは…


────────────────────────


ついに2時間目が始まった。


号令で授業がはじまったが夢の通り爆撃はなかった。

僕は何を期待してたんだろうか…

2時間目は総合になっている、この時間に全てのテスト7科目全てが帰って来る。


僕は恐縮しながらテスト返却を待った。


「うし!!」


と先に僕よりテストが帰ってきた師天が言う。

おそらく全教科100点だったんだろう。


やがて由菜が呼ばれ次は僕の番になった。

そして由菜が帰ってきて僕はテストを受け取りに行った。


「終わった…」


7教科中4教科が赤点だった…

そんな放心状態の僕に由菜が近ずいて僕のテストを見て言った。


「21点!?致命傷だね…」


由菜の言った通り、これは致命傷だ、やばいやばい進学が出来なくなる…

そんな僕とは裏腹にチラチラと、自分のテストを見せてくる由菜、94点、…高ぇ


絶望している僕にさらに追い打ちがかかる。


「あ、そうだったこのテストで赤点が4教科以上ある奴は今日から補習だからなー」


と先生が追い打ちをかける。

僕のライフはもう無くなった…


いっそのことなら夢のように学校が爆撃されたらよかったのに

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