第一章 大爆発
ガラガラガラ…
「それじゃぁ朝の
「日直ー号令を」
「はい!」「起立!」「気を付け!」
「!!!!!!!!!!爆撃!!!!!!!!!!」
そして、学校は無くなった。
────────────────────────
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
「はぁ、はぁ、はぁ、なんだ夢か…ビックリしたぁ!」
僕───
「なんていう夢だよ…」
1月の初め頃。冬休みが今日で終わるという日。
初夢がなんていう夢なんだよと、驚いている。と同時にこれは初夢なのか?という疑問があったりなかったり。
そんなことを思いながらも、スマホで今の時間を確認した。
「6時、52分か、ちょっとだけ早起きできたな」
7時起床のアラームの前に起きていた。
「早起き出来たはいいもののやることないな」
こんなことならもう少し眠っておきたかったなと思いならがらも、
僕は部屋を出てリビングに行き朝食を済ませた。
そして僕は学校に行く準備をした。
────────────────────────
外は寒かったので僕は薄紫色のパーカーを着て、イヤホンをしてお気に入りの音楽を聴きながら駅へと向かった。
僕の通う高校は少し遠い、毎日通勤列車で学校に通学している。
この時間帯は通勤ラッシュで人が沢山乗ってくるが、僕は何とか席に座れた。
僕は目的の駅に着くまで、スマホゲームをしようと思いスマホを取り出そうとしたが、僕の右肩を誰かが、トントンと叩いた。
振り向くとそこにはクラスメイトで友達の
「よう!おはよ!孝!」
おそらく、「おはよう」師天は言ったのだろうが満員電車の人混みの音とイヤホンをしているせいでよく聞こえなかった。
僕はイヤホンをのけ、師天に挨拶をした。
「オハヨウ!」
朝のせいなのか欠伸と一緒に喋ったせいでカタコトに喋ってしまった。
「なんだよそれw」
と笑う師天、
「いや、欠伸と一緒に喋っちゃっただけだよ!」
「あーわかってるよw俺もたまになるから」
と人懐っこい笑顔を見せる師天。
師天が笑い終えて、こう言ってきた。
「そういや孝、今日テスト返しなんじゃね?」
と話題をふってきた。
「まじじゃん!やべぇな…」
そう、今日は冬休み明け一発目の学校、僕の高校はテストが終わったらすぐ長期休みのため、テストを返す時間が無い、つまりテスト返しは休み明けに持ち越しになるのだ…
「終わった…新年早々嫌な事、変な事が起きるなぁトホホ」
ため息をつきながら言った。
「変な事ってお前何があったんだよ」
と聞いてくる師天。
聞きたい?と言うと「まぁ興味はあるな」と言う師天。
「今日の夢がかくかくしかじかで…」
と今日見た夢の事を話した、すると師天は
「お前疲れてんじゃねーの?よく言うじゃん夢で見た内容は今の精神状態に関わってるって」
と言う師天。
「そうなのかな…そうだとしたら爆撃される夢の精神状態を知りたいよ」
とう言う僕に「確かになw」と答える師天。
そうこう雑談をしているうちに目的の駅に着いた。
「よし行くか」という師天に「ああ」と答える僕、そうして2人で学校までさっきのような雑談をしながら登校した。
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