第5話 お試し同棲1日目のパート3
お昼前になり、食材を買いに近くのスーパーに出かけた。
何を食べようか?などと他愛もない話をしていたら、いんちょさんが突然、昼食は私につくってほしいといってきた。
おっおう、となり、私が担当することになった。
私は正直困った。
なぜならば、私が一番作り慣れている料理はカレーで、そのカレーは昨日の夜、いんちょさんが作ってしまったからである。
あまり長い時間をかけて迷ってしまうと、全く料理ができない人だと思われかねないので、何となく思いついてしまったお好み焼きにをつくることになった。
何となくお好み焼きを選んでしまったが、私はこれまでお好み焼きをつくったことはなく、完全に勘まかせの料理となる。
何故適当な野菜炒めなどを選ばなかったのか、自分でも心底謎であった。
因みに、いんちょさんはこれまでに食べた経験があるようだった。
部屋に戻って、適当に作ってみたら問題なく作れた。
私は美味しいと思ったが、残念ながらいんちょさんの口にはあまり合わなかったようだ。
その後、某ショッピングモールまで映画を観に行き、その後、フードコートで軽い食事をして、お試し同棲の1日目は無事?終わった。
ショッピングモールのフードコートで食事をすることはこれまでなかったんだけど、中々興味深い光景だった。
国籍は見るからに多種多様だった。
インド系の家族連れが、中華料理を注文して食べていた。
もちろんそういう事はいくらでもあるだろうけど、小さい頃、分かり易い外国人が日本には少なかった時期を知っている私にとってはとても面白かった。
本当はもっと色々書きたいことはあるのだけれども、同棲1日目で長々書くのも良くないなと思ったので、ここらへんで終わりとしよう。
次回からはもっと簡素な文章のほうが、良いかもしれないなとも感じた。
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