第4話 お試し同棲1日目のパート2
お試し同棲初めての夜を終え、無事に?何事もなく、平穏に次の朝を迎えた。
私は、目が覚め自分が自身の部屋以外で寝ていたことに気づくと、その瞬間ほぼ100%気分が重くなり、ちょっと面倒くさい気持ちになってしまう。今回も例外ではなかった。自分のタイミングで好きなことができないし、頭が働かない状態なのにも関わらず、普段とは違う環境で行動しないといけないからだ。これは負担が大きい。
いんちょさんはまだ寝ているようなので、大きな音は鳴らせなかった。いんちょさんの寝顔は見てはいけない気がして、様子を伺うこともしなかった。なので、布団の中でスマホを触りながらいんちょさんの起床を待った。
朝食は、フレンチトーストと思いきやそうではない、謎トーストだった。
トーストの中央部を切り抜き、耳の方をフライパンで焼く。その次に卵、レタス、ハムを空いた穴に入れ、最後にその上から切り抜いたトーストの中央部を乗せて押し焼く。
名前は聞かなかったが、いんちょさんの朝食における一番の得意料理らしい。
レタスは焼かなくても良い気がしたが、もちろんそんな事はいわず美味しく朝食をとった。
食事も終わり一段落したら、いんちょさんが脈絡なく突然「トイレにいく?」と聞いてきた。
大丈夫だよと、顔を横に振った。
少し経った後、いんちょさんはトイレいった。
これまで部屋にお邪魔していて、この質問はたった一度もなかった。
少し間を置き確かになと思ったが、質問してしまうのもそれはそれであれだなと思った。
私がもし女性の立場であったら質問したであろうか?
因みにその時私は、若干トイレに行きたかった。
ここら辺は、少なくとも私的には案外気になる問題と感じた。
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