間章02 目醒め



辺りは開けているのか風が吹いている。



足にはしっかりと芝生の様な踏み締める感覚。



意を決し、目を開く。



其処はーーー




「うおーーーー!!異世界だー!!」


日照的に昼だろうか、辺りには特にコレという物はなく。

正に異世界物の通りだった。


神様もロリだったし、スキルもーー


あ!こう言う時って確か



「ステータス!」


視線にかぶる様に半透明のウインドウが出てきた。


うおー!!すげー!!



【ステータス】

軽崎 洋太(ヨウタ=カルザキ)[Lv.1]

生命力200/魔力500

【スキル】

略奪EX[Lv.-]

言語理解[Lv.5]

隷属化EX[Lv.-]



HP200でMPは500、、、って強いのか?



レベル1でこれは、、、



良いのではないか??



あとあとやはり異世界と言えば、、、

アイテム収納でしょ!


、、


、、、



、、、、、


もしかしてないのか?



はあ、まあ良いか。



どうせ、安全そうな所に転生させてくれたんだ地道にやっていけば良いさ。





かれこれ三十分。



「ぜぇ、、、はあ、はあ、はあ。」


た、確かに、、ラノベ、、とか、、、漫画では、、、省かれるけど!!



何もなさすぎだろーー!!!


だろーー!


だろー!!



近くの森を道なりに進んでいるが未だ出口が見えない。


少し丈夫そうなまっすぐの木の枝を持って生えてる葉っぱや実を取れるだけ取りながら来た。


見た目は何処にでもありそうな木の実やキノコ。



だが、此処は何を言うと異世界だ!


こう言う時鑑定スキルでーー



そっか。貰って無いわ。


はー、こう言う時って言語理解、、、って元からあった様な、、?


 


、、、。




ま、まあ。言わば此処は僕の世界!


僕だけのエデン!!


小さい事は良いさ!



少しだけ実の皮を剥いて腕に付けてみた。




ーー凄くヒリヒリした。


急いで僕は持っていた実やキノコを捨てた。




そんなこんなで歩く事2時間。


お腹もすこーし、ホントすこーーーし空いてきたかなと思っている次第で、


何と!



ある場所に着きました!



森にひっそりある湖!


其処の真ん中にポツンとある岩に突き立てられた剣!!


かの伝説の様な!


あの剣が目の前に!!




湖は浅く危なさげな生物もいない。

慎重に中央の剣の所まで歩く。


間近に見るとその凄さが分かる。

岩には苔が生えており年代を感じるが剣には錆や苔などは一切なく新品の様だった。


転生時にポケット入ってた画面の割れたスマホで写真を撮る。


が、写真には写らずただの岩だけだった。



何か伝説ぽいので良しとして。



「神様も何だかんだ言って俺の事好きだったりしてなぁ!!」


いや、マジでさ


こんな所の近くに転生させるとかツンデレかよ!!(最高です!)


ひとしきり思いを馳せた所で、、


いざーー













無理でした。


んだよ!あんのクソ神がよお!!


ケッ!!


湖を抜けてまた道なりに進んでいきます。



ガサーー


木陰から何やら音がする。

木の枝を持ち恐る恐る近づく。


シャーッ!!


まあまあデッカい蛇が出てきた。


「う、うへぇあーー!!!」


間一髪で交わし、足で蛇の顔を踏み付ける。


あんまり効果は無さそうだったがもう無心で踏みつけた。




「はあ、はあ、はあ、、、はは」


あっぶねぇ、、、



でもこれで!

ステータスを確認してみた。



おお!



お?


レベルが20になっていた。


へっ?


アレもしかしてやばいヤツ?



ーーまた、僕何かやっちゃいました?


誰も居ないけど!


これは言うしかない!


あははははははは!!


ここ、結構ヤバそうなエリアだったんだ!


此処でレベリングしてから次行こうかな!!















何週間かあの蛇とか鳥とかを倒して、、、


【ステータス】

軽崎 洋太(ヨウタ=カルザキ)[Lv.55]

生命力3500/魔力1500

【スキル】

略奪EX[Lv.-]

言語理解[Lv.5]

隷属化EX[Lv.-]


と、結構上げた。


蛇には毒はなく死に物狂いで着けた火で炙るとそれはもう美味しかった。


この世界の鳥は非常に美味かった。


MPはレベル40時点ですっかり上がらなくなった。5くらいしか上がらなくなっていた。


魔力の使い方も狩りの際に試して大体わかった。


マジックバレットを放つ時に指からではなく持ってた木の枝の先から放つと威力が上がるし消費MPも控えることができる。


木の枝に魔力で剣の形にして擬似的に剣の様な切れ味にする事もできた。(命名マジックソード)


だが、ステータスにはどうやら反映されないらしい。



足だけに魔力を纏わせて移動が速くなる!と思ってやってみたが何にも変わらなかった。


じゃあ全身にとやって見ると、、、


これがすごい速くて最初木にぶつかってマジ痛かった。いや、本当に痛い。



まあ、それでも必死で走って5時間と少しくらい?


村があった。


取り敢えず村の人に説明して一泊することにした。

お金が無かったので働く事で食事や寝床を確保。



一先ず寝た。















あはは、


あははははははははははは


イセカイって良いねぇー!!!

もう意のままって感じぃー!!!





あれから数年村にいる。


その長として。

試しに一人適当に隷属化をしてみたらこれがまあ出来たわけですわ。


そこから村全員にした。

女の人には、、、毎晩別の人と寝て、

昼夜関係なく可愛がってやる。


はぁー!!


さいっこうだねぇー!


ガキも最初は反抗的だったけど?

今では


「ヨ、ヨウタさまぁ、、、もっと、、」


はは!良いねぇ良いねぇ!


男どもは畑に蛸部屋で俺の視界には入らねえ。

ハッ!




でも、村の奴らとは散々ヤったし


正直、飽きたわ。


女共は大体俺の子を孕んでやがる。

ふはは、良いねぇ


男どもを呼ぶ。

その目には感情は無い。一人一人にステータスを出させて略奪していった。


大したものは無かったがまあいい。


地図と食料、女を数人連れて王都へ向かうことにした。






その後すぐに村は無くなった。

彼が気づくのはもう少し先の話。





あとがき!!


読んでくれてありがとう!


癖と言うか欲と言うかそう言うのを全開にしたらこうなりそうを貫いて見ました

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る