extra0.00…1? 旅路の果て


この世界に来て随分と経った。

正確にはもう分からないけど、レベルはどうやらコレで終わりなの?

【s,(mw?ng#】

     Lv.99(+ …)

h#/,? - /m"(?9999999(+…)

【s#@ル】

⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎[Lv.-]

⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎[Lv.-]

⬛︎⬛︎⬛︎[Lv.99]

⬛︎⬛︎⬛︎[Lv.-]



このカードの文字化けを読み取る事が出来ない。


私はもうワタシを憶えていない。

皆はもうどこにも居ない。


みんなって何?


ワタシって何のためにいるんだっけ?


何も分からない。


ワタシは今日、異世界に来たのだ。


イセカイ?そっかワタシって転生ってやつをしたんだっけ?


突然暗い所に飛ばされて、辺りには何も無いし誰もいない。


でも、ワタシにはスキルがあるの!




『そっか、そう言えばもうないのか。』
















街?に来てみた。

誰もいないや、朝早いのかな?


皆、寝てるのかなぁ


誰かにぶつかる心配はないの!


だって全員ーーーちゃった!


煩いんだもんしょうがないよね!


はあ、今日は入学試験。


学校に一番乗りです!

先生よりも早いのです!(ムフー!)


私が授業を受けてた場所。

私が座ってた座席。



陽の光はなく。風も靡く事なく。

其処には何も無い。


そんなことないよ!ワタシがいるから!


悪い人なんて一人もいないの!

一人だって残しはしない。



ぐぅ〜


お腹が空いちゃった!

今日は何を食べようかなー


昨日は何食べたっけ?


ワスレチャッタ!



「これでいっか、いただきまーす」




んふふふ、あんまり上手く料理出来なかったのかな?

あんまり美味しくないや。



でも良いんだ、また生えてくるからね!




彼女は歩く。


歩く。


あるく


ある


あーあ、眠くなっちゃった。

朝早かったからかな?


だってei#&?が起こすんだもん!

二度寝はダメだって!


ん?


誰だっけ?


まあ、いっか!


ここ他と違ってフカフカだぁ!

ここで寝よっと!


グシャ


勢いよく跳ねた弾みでソレから水が噴き出る。

彼女はソレに気付くことはもう無く、意識を沈める。



偶に夢を見るの。


ワタシがわたしで私だった時の。


幸せな夢。


シアワセ?


違う、


不幸な夢!(ピンポーン!)


『_n#m/、今日は3人で街までお出かけに行きましょう?』


吐きそう。誰?何?

ワタシの邪魔しないで



音の出る人形はもう二度と音を出す事はない。

これで良いのよ!


はぁー最高!


夢にまでみた光景ね!





『mk@&#さん起きてください!授業に遅れますよ!、、あっ二度寝もダメです!』


はぁ、最悪。



人形は頭と身体が分かれてしまいました。

ふう、もう疲れたんだ


寝たい



寝れない。





『今日こそは負けませんわ!』


気付くと其処には人形だったものが転がってる。


勝つってなに?何様?

バカじゃないの?

アレ?もう動かないじゃん


せんせーい?あれ?居ないんだっけ?



じゃ、しょうがないよね











『&bg&avl@gpjxrj?の名において貴方を忘れませんわ!絶対に!』


痛い、苦しい。


来るな!


『私達も忘れる訳ないよ!』

誰だよお前ら?


ふふふ、ワタシも忘れないわ。多分ね
















「っんー!ふぁ、、、ぁ」

よく寝た!全然寝れてない。


今日も元気に行くぞーぅ!


もう死にたい。誰も居ない。


何処?


皆?


あっ!


「私、魔法使いなんだった!」

そうだよ!魔法で行けば良かったんだ!


皆が居る場所に!


そう!前世でみた?

あの、げーむのアレみたいに!


「いくよー!ジャンプ!」


あはは、

あはははははははははははははははっ


何もないや。


あのげーむってやつウソ書いてたんだ。

あーあもう疲れた!


(たすけて)


聞こえなーい!



何度も何度も


何度も何度も何度も


何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も

刺してるのに、世界で一番凄いやつで。


でも、ワタシは今日も元気です!


でも、最近ちょっと不調かも!

だって、、、


貴方がいるから。


目の前には綺麗なナニか、

ワタシがこの世界に来てからずっと一緒だった



だいたい貴方のせいでこんな事になったのに。

邪魔!




『……』



むう、何コイツ。ムカつく

邪魔なのに消えてくれない。

ただ、此方を見つめている。



「、、コヒュー、、」(何か喋ってよぉ)

気分とは裏腹に声はか細く、空気だけの様。

彼女の喉にはナイフ。

目は無く、左腕もない。


あるのは歩くための足だけ。



お願い、もう死なせて





彼女は歩く?



あはは、世界なんて救う価値もないわ!

勇者って何?アレ?


最初びびっちゃったけど会ってみれば大した事ないです!


あはっ!

勇者様庇って死んじゃった!

また!

また、


あれ?もうお仲間さんいないです?

あはは

あはははははははっ!


ワタシを殺したいですか?

ははっ


やってくださいよ!


ねぇ!


あれ?


どうしたんですか?


あーあ、動かなくなっちゃった。




誰がワタシを止めてくれるの?




はあ、私は止めてくれるの?


無理よね!

だって弱いもん!



あれ、口からなんか出た。


鉄っぽいの食べたっけ?


あれれれれ?


ワタシが動かない。


だんだん眠くなってきたなぁ


そう言えば皆何処にいるんだろう?




あは、みーつけた。


皆寒いの?

あ、先に寝てるのか!


ワタシもそっちに行くね



ありがとうわたし


彼女は止まる。永遠に。

何も無い暗闇で彼女が願った最初で最期のお願い。


何度も何度も何度も救ったこの世界。

でも、彼女が見たかったのはあの時の一瞬。


彼女に抱きしめて欲しかった。

ただ、一緒にいたかった。


だから、探した。

あの人を見つけるために。





だから私は忘れるの。

皆も私を忘れれば何も無かった事になる。

スキルなんてただの言い訳。


だって、     すれば忘れないもの。


だからワタシはもうお終い。

この世界と彼女達とおやすみなさい。


わたしは行くね。

こんな所汚くてワタシが居なかったら来てないもの。


にしても、学校の寮を最後に選ぶなんてどうかしてるわね。


まあ良いけど。



また戻って忘れなきゃ!こんな事。



また私になって死ぬために生きるんだから!















偶に夢を見るの。


わたしがワタシを殺す夢。


そんな、素敵な夢を








あぁ、私の所にも来ないかなぁ







「⬛︎⬛︎⬛︎さん!起きてくださーい!」

また、今日が始まる。









あとがき


何と無くで書いたもしもの彼女の事象の一つ。

本人の未来は鏡を通しても見れないもの。

では、スキルの代償を破った際にはどうなるのか。彼女が世界を滅ぼしたらどうなるのか。


本来の彼女ではあり得ない事象を書いてみました。


本当は呼ばれた英雄の後二人の描写を書きたいなあと思っていたんですけど、

何と無くまだ繋がる物語が出来上がって無いのでまた今度という事。


別のextraの後編と主人公以外の視点を用意してみます。次は本編を何とか捻り出してタグに見合うお話にしたいと、


なんとなく思います。


ではさいならー

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