この世の不可解

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第1話 友とは

友とは一体何者なのか。今のような、気軽に人と話せる時代において友とは何か、それをまとめた。

一つ目に友達の定義を自分なりにまとめた。

そもそも何を持って友と呼び、何時間話し、どんな関係を築けばなれるものなのか。考えてみてほしい、今これを読んだら友の名前を何人思い浮かべられるだろうか?その者の中から一人と最初に合って話した時の事を思い出してほしい。生憎私はその時のことが思い出せない。そして思い出したなら考えてほしい。どのように接していたのか。その時に自分がどのように話していたかわかるだろうか。その時のことを思い出してほしい、自分勝手に相手を縛っていなかったかを。そして私は考えた。我々は友と一方的に呼んでいるだけなのではないかと。友とは一定期間話したあと、話しやすさや気軽さ等を踏まえた上で自分勝手に決めた相手を縛るための物なのではないか、と。ここまで否定的な意見を述べたが勘違いしないでいただきたい。私は友を大切にするべきと考えている。二つ目からは肯定的な意見を述べようと思う。

二つ目は友達の意味を自分なりにまとめた。

友とは必要な存在なのか。この答えはイエスだ。なぜならどこかの研究所で友にまつわる研究を行ったらしい。そこの研究結果に驚いた。それは友を持つと寿命が伸びる、というものだった。私はこんな事をかいておきながら、友はあまりいない。ここからは友の少ない私の意見を聞いてほしい。友とは心の癒やし、もしくはストレスをぶつけられるものなのではないかと。人々は普段からストレス、悩み、疲れを抱えている。そんな時、気軽に話せる相手、つまり友がいればどうだろう。愚痴を聞いてもらったり、買い物に付き合ってもらったりする仲間が居たら気が楽になると思う。ただ、それを゛当たり前゛と思わないでほしい。要は、あなたはその当たり前を見ず知らずの他人にできるのかということだ。もちろん、この世の中にはできると答える人もいるだろう。綺麗な男性、女性、中年の男性、女性、高齢の男性、女性。中にはここに属さないという人も出てきた。それはとても良いことだと思う。そして、できると答えた人、この中の誰かが急に「すみません、ストレス溜まっているのでついてきてくれませんか?」なんて言ったらついていってしまうのか、考えてほしい。犯罪、嘘、真実その時の状況によっては見抜けることもあるだろう。しかし、゛疑う。゛この事をしたらもう優しさではないと考える。つまり私が言いたいのは、友とは優しさを分け与えられる家族以外で唯一の存在なのではないかと。そしてそんな友がいれば気が晴れて寿命が伸びる、そういうことなのだろう。この事から、友は大切にすべきだ。

三つ目は友のふりをした奴に気をつけろ、だ。

この世の中には友のふりをしている奴がいる。その人物は好意的に接しているが、内心クソどうでもいいと思っている。なぜそんな事がわかるか、それは私もそのような時期があったからだ。私は今も十分幼いがもっと幼い時にからかうつもりで一人の子に話しかけに行ったことがある。そしたら案外仲良くなってしまって、そのまま友達になった、と言う話だ。この時私は仲良くなったら少し申し訳ない気がして友のふりをするのをやめた。友のふりをしている奴はいつ裏切ろうか考える。つまり、ネットで出会った人物に会いに行ったり、見たことない人に付いて行ってはいけないということだ。そして、ここでは友がそれを直してほしい。友とは人を縛り付ける物と言ったが、正しく縛り付けるならそれも友の役割だと思う。

長くなったが、友とは一定の期間話した後、自分勝手に決めているもの。しかし、友とは生きる上で重要な役割を担っていて、自分が道を誤った時、何が何でも引き戻してくれる存在だと考える。君の友は何人これをしてくれるのだろうか。

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