『夜』

僕の落ち着く時間。

昼は苦手。

日光の下で歩くなんて出来ない。

だって、人様が僕を認識してしまうから。

真っ暗か薄暗い時間が落ち着く。

人様が僕を認識出来ないから。


明るい所は苦手。

着飾らないといけないから。

人混みはもっと苦手。

誰かに見られ続けてる気がするから。


《僕を見ないで。認識しないで。》

僕は僕自身が大嫌い。

こんな醜い僕自身が大嫌い。

醜いの。僕は。そういう生き物。

嫌い… きらい… キライ…


《甘やかさないで》

依存してしまうから…

《優しくしないで》

あなたなしでは生きてゆけなくなるから…


『苦しい…』

こんなに醜いならば…

いっそ… 生まれてこなきゃ良かった…

『辛い…』

こんなに悩むなら…

いっそ… 死んでしまえばよかった…


どんなに泣いても、嘆いても…

過去には戻れない…

僕は永遠に過去に囚われ続ける。

誰にも«たすけて»なんて言えずに…

話したところで何も変わらないし、

誰も僕の事理解してくれないでしょ。

だって同じ体験も経験もしていないのだから、わかるわけない。


死にたくて登った駐車場。

入った冷たい海。

潜った温かいバスタブ。

入り込んだ線路の中。

痛みつけた身体。

そして、傷付けた手首。


全部全部、僕が苦しんだ証ならば…

それならば、いっそ…

いっそ… 誰かに殺されてしまいたい…

最後くらい…

大好きなあなたの手で…

なんて、絵空事は言わないけど…

でも、どうせならば…

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