暗闇。混沌。悲愴。社不。

これらの言葉は全て僕を指す言葉だ。

僕には何も無いし、何も出来ない。

ましてや僕には何も元々ない。

今更何を失おうが、得ようが、

僕には得にもならないし、損にもならない。

僕が得られるのは、無 であり、

元々感情などほぼ無いに等しいのだからである。


ただ、わけもなく泣いて、

それに殉じてそれを止めるために薬を飲み、

そして眠るだけ。


本当は、

誰かに甘えたかったのかもしれない。

涙を受け止めて欲しかったのかもしれない。

でも、その感情は僕だけが知っていて、

見せたら負けのゲームをひっそりと1人でする。


何かに縋りたくて…

でも、縋り方を知らなくて…

何かに甘えたくて…

でも方法が分からなくて…

言葉にしたいけど…

適材適所が見つからなくて…


ずっとずっと…

そのまま時が過ぎて…


歩み寄ろうとしてくれた人、

助けてくれようとしてくれた人は、

確かにいた。

だけど…

《助けて》

その一言がいえなくて…


本当は、あの時言えれば…

縋れれば…

なんて、ずっと誰にも言えず思ってて…


本当は 居心地いい 貴方からの愛情も、

僕にはそれすら歪んで見えてしまって…

そして 僕は貴方を傷つけてしまった…


僕は、何かを補いたくって…

何かに縋りたくって…

そんなんじゃない。


元々、

普通じゃない僕をただ正したかっただけ。


僕は普通になりたかっただけ。


ただそれだけ。


どんなに頑張っても届かない、

普通が欲しかっただけ。

ただそれだけ…



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