。
暗闇。混沌。悲愴。社不。
これらの言葉は全て僕を指す言葉だ。
僕には何も無いし、何も出来ない。
ましてや僕には何も元々ない。
今更何を失おうが、得ようが、
僕には得にもならないし、損にもならない。
僕が得られるのは、無 であり、
元々感情などほぼ無いに等しいのだからである。
ただ、わけもなく泣いて、
それに殉じてそれを止めるために薬を飲み、
そして眠るだけ。
本当は、
誰かに甘えたかったのかもしれない。
涙を受け止めて欲しかったのかもしれない。
でも、その感情は僕だけが知っていて、
見せたら負けのゲームをひっそりと1人でする。
何かに縋りたくて…
でも、縋り方を知らなくて…
何かに甘えたくて…
でも方法が分からなくて…
言葉にしたいけど…
適材適所が見つからなくて…
ずっとずっと…
そのまま時が過ぎて…
歩み寄ろうとしてくれた人、
助けてくれようとしてくれた人は、
確かにいた。
だけど…
《助けて》
その一言がいえなくて…
本当は、あの時言えれば…
縋れれば…
なんて、ずっと誰にも言えず思ってて…
本当は 居心地いい 貴方からの愛情も、
僕にはそれすら歪んで見えてしまって…
そして 僕は貴方を傷つけてしまった…
僕は、何かを補いたくって…
何かに縋りたくって…
そんなんじゃない。
元々、
普通じゃない僕をただ正したかっただけ。
僕は普通になりたかっただけ。
ただそれだけ。
どんなに頑張っても届かない、
普通が欲しかっただけ。
ただそれだけ…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます