第16話 キネマと動画の夢

 映画はよく見る方だ。

 前にそういう関係のアルバイトをしていたというのもある。

 多い時は毎日3.5本見ていたほどだ。

 最近はやることが多くなってしまい少なくなり、話題作に目を通すのがやっとだが、たまに「これは」と思った作品が来る時がある。

 それでも目が肥えてきたのか以前ほど映画にときめかなくなっている。

『ポゼッション』や『ブラック・レインボウ』をご存知だろうか?

 今は忘れ去られた隠れた名作である。

 『ロレンツォのオイル/命の詩』も1992年のアメリカ映画で、ジョージ・ミラーが監督を務めた名作だ。この映画は、難病「副腎白質ジストロフィー」に苦しむ息子ロレンツォを救うために、治療法を必死に探すオドーネ夫妻の実話に基づいている。

 今はアニメの方が見ることが多くなっているけども、どちらも私の心の襞を掬ってくれる得難いものの一つだ。

 一時期デバイスを使って放送されているそのクールのほぼ全てのアニメを観ていたことがある。

 日中病気に上乗せして眠たさで寝込んでいたが、それにしてもあの時間は格別だった。

 アニメも映画も根は同じ「物語」だ、オタクも子供も関係なかった。

 今やクールなものの一つとして数えられているが、その時はただ「面白いから」一生懸命観ていた。

 最近のアニメには思うところがあるが、映画とアニメを行き来しつつ楽しませてもらっている。

 

   

 

 



  

 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る