第14話

一通り紹介が終わったので、勧誘時に言われていた保障と特典の話にうつる。

学生の特典は、大学への推薦の約束、

大学卒業時の公務員への就職の約束あり。

他に希望する企業への紹介。

活動のために高校などを休むことがあっても、もちろん出席扱い。

井田くんへの特典は、昇給、給料アップなどであった。

特典の話が終わると、活動内容についてになった。

佐々木は少しまじめなトーンで話す。

「現在、国家秘密になっているが、宇宙人が秘密裏にわが国にもきている。今までの隊も、戦闘によって、追いやったり、倒したりしている。それがメインの活動になるが、他は警察や消防などの国家公務員の手伝いだな」

加藤はつづける。

「現在今までに使用してた戦闘スーツを青葉君にも監修してもらい、おそらくほぼダメージなく戦闘出来ると思います。」

とはいえ、宇宙人との戦闘がしたいような血気盛んな人間はここにはいなかったようで、

元気のよかった他のメンバーも少しぐったりしていた。

青葉君に向かって伝える。

「もし、可能ならば、宇宙人の言葉を翻訳できる機械なんて作れないかな?

僕なんかおっさんだし、もし平和的な解決できるなら、戦いたくない」

青葉くんは少し目を輝かせていた。


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